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you side
意味不明です。
土井「利吉くんはね、
あぁ見えて不器用なんですよ」
そんなこと、あるわけなかろう。
私は土井先生の言葉に、不信感を抱いた。
だってそうでしょう？
『女の子取っ替え引っ替えしておいてですか？
モテる男は器用なんですよ』
例えば私なんかより何枚も上手で。
私なんてその他大勢の中のひとりで……いや、
別に利吉くんとはただの仕事仲間なんだけれど。
私はそんな利吉くんに過去を話して………
『……言わなきゃよかったかも』
土井「利吉くんに何か話したんですか？」
『えぇ、過去の話を。じっと話を聞いてくれたんです。
だけどきっと、その他大勢の中のひとりが
言うことだから……」
土井「……Aさん。利吉くんはね、
核心に触れることに臆病なんです」
核心に、触れること。……と言いますと？
明らかに呆けているだろう私の顔を見て、
土井先生はふふっと笑った。
土井「散々傍にいようとするくせにね。
臆病だから肝心なことには触れられない」
『……そう、なんですか？』
土井「そうなんですよ、利吉くんって」
よくわからないけれど、
土井先生は利吉くんのことをよく理解されている様子だ。
私にはわからない。やっぱり意味不明。
私は土井先生から、自分の手元に視線を落とした。
その時、
利吉「土井先生っ！！」
こちらに向かって、
店内を突き進んでくる利吉くんが目に飛び込んできた。
土井「やぁ利吉くん」
利吉「なにAさんとよろしくやってんです。
やっぱりAさんのこと…！」
私たちの席の前で仁王立ちになったかと思うと、
トンチンカンなことを言い出した。
『してないし！土井先生に失礼でしょ！
それに、女の子とよろしくしてきた人に言われたくない』
利吉「っ……していません！
あんまりにしつこいんで、撒いてきたんですよ！」
土井「ふらふらしてると、痛い目見るよ？
……じゃぁAさん、私はそろそろ
戻らねばなりませんので。またお茶しましょう」
『えぇ、是非！ありがとうございました！』
私は土井先生の背中を見送った。
利吉「あ、もう！Aさん、タレ付いてる！」
そして利吉くんといえば、
むすっとしながら私の口元を拭った。
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はな(プロフ) - でん太郎さん» お返事遅くなりました！利吉さんどんどん変になっていきますどうしよう笑"大好きだなんて！ありがとうございます！とっても嬉しいです！のろのろ更新ですが頑張りますね。コメントありがとうございます❤️ (2022年7月31日 9時) (
レス) @page42 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
でん太郎(プロフ) - 利吉さんがギャグ枠になってるのがツボすぎて、大好きです…😭ここで他の作品のことをお伝えするのもアレかとは思いますが、全作品、構成も夢主も、文章もとても大好きです、これからもずっと応援しています🙇♀️ (2022年7月13日 22時) (レス) @page9 id: 1487e65024 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 青野ゆあんさん» ありがとうございます！ちょっと変わった利吉さんに挑戦です〜更新頑張りますので、引き続き読んで貰えたら嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page12 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
青野ゆあん(プロフ) - 好き,,,めっちゃ好き,,, (2021年12月19日 23時) (レス) @page4 id: a96dc153b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年12月19日 1時
