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貴「いやいやいや、なんですか?あんたら誰ですか?急に刀取り上げてナントカ令とか……刀返してくれたらすぐ帰りますんで看病のお礼もするんで!300円あげるから!ほんとなんなんですか!」

?「俺らは真選組、ここはその屯所だ。いわば江戸の警察だ」
け、警察ぅ?悪のシンジケート春雨に所属していた私はもれなく犯罪者なのでしょうか。捕まってしまうのでしょうか。
?「真選組を知らないなんてよっぽどの田舎モンかもしくは……貴「あっ、ソウデス!私田舎から上京したばかりなんです!いやぁ、江戸って凄い人いますね!迷子になりそうですよ!」」
バレないようにせねば……

?「その様子じゃ、廃刀令も知らないっていうのか……!」

?「土方さん、もしそうならやっぱりコイツよほどのド田舎から来てますぜ??」

どうやら黒髪の方は、土方というらしい。てかそんなことはどうでもいい。早く逃がしてくれ。
貴「だからその帯刀例?ってなんですか?早く返せっつてんだよコノヤロー。」
土「いや帯刀令じゃなくて廃刀令!帯刀してちゃダメなんだよ!
一般市民は刀なんて物騒なもん持ち歩いちゃならねぇんだよ」
?「つまりアンタの刀は没収でさァ。様子を知らなかった辺り、豚箱は勘弁してやりまさァ」

貴「じゃっ、じゃあせめて、傘返して貰えませんか?あれが無いと私死んじゃうんですが……」

土「傘ぁ?あぁ…それなら確か近藤さんが預かって…」
ゴリラじゃないのか、あれ。近藤さんって言うのか…しかも上司とみた、割とグレード高そうな。ここのトップか?
近「あぁ、あれか!随分上等で、綺麗なもんだから、さぞかし大事なものなのだろうと思って、ちゃんと保管してるぞ!別にあれは返したっていいだろうな。総悟スマンが取ってきてくれんか」
総悟、と呼ばれた栗毛頭はへ〜い、と気だるげに返事をしてゆっくり部屋を出ていった。

しばらくし傘が返ってきた。多分、傘に仕込んである銃に気付いてないな。

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うさきよ - 面白いです‼ (2023年5月7日 20時) (レス) @page4 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のここ | 作成日時:2021年1月30日 21時

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