42 ページ40
フカフカベット生活3日目。
土方さんに真選組辞める宣言して1日経過。
辞表ってどうやって書くんだっけ、なんてことを考えながらボンヤリする。
ガラッ
銀「おっ、生きてた」
貴「生きてるよ勝手に殺すなよ」
なんだ、銀時か。
銀「……お前、真選組辞めんのか。」
貴「そだよ。こんなのいても迷惑だろうし。お金の面も、宇宙で貯めたのがあったし……」
これでいい。
私が辞めれば真選組は大丈夫だ。
最初、主人達は私を自分の物にして真選組に復讐しようとしていると思っていた。でも、それならもっとたくさん香使った方が良いのに使わなかった。
だからこそ、私は自我取り戻して主人を殺した。
たくさん香を使わなかったのは、自我を失わせないため。
誰かに、私を渡すため。
主人の上に、誰か指示出してる奴がいる。香をあんなに買わせられる資金力を持ってて、私にこだわってる奴。
宇宙海賊春雨第七師団団長……神威くんだ。
おそらく、真選組にボコボコにされた主人に話を持ち掛けたのだろう。
神威くんなら、主人よりももっと強力なコマをたくさんもっている。あんなの序の口だ。
これ以上真選組にいたら、真選組ごと私を潰しかねない。
銀「本当にそれでいいのか」
貴「は?良いも悪いもないでしょ。
辞めたって、デメリット無いし。」
銀「お前、スゲェ寂しそうな顔してるぞ」
寂しい……か。
銀「ま、ゴリラが退院祝いの飲み会するとか言ってたし、辞表まだ出してねぇんだろ?そん時考えろ。」
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさきよ - 面白いです‼ (2023年5月7日 20時) (レス) @page4 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のここ | 作成日時:2021年1月30日 21時