検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:6,416 hit

38 ページ36

土方side

船着場の古い倉庫。
さっきまでは誰かが戦う音が聞こえていたが今は静かだ。
土「クソっ、ここからじゃ中の状況が分からねえ……」
燈川は恐らく捕らわれてしまっている。それなら、近藤さん達の到着を待った方がいいか……
焦って、頭が上手く回らない。

銀「よぉ、大串くん。」
土「誰が大串だ。てかてめぇも居たのかよ。」
銀「ついさっききたとこだ。
おい、こっからみてみろ」
万事屋が手招きする方に行くと、壁がボロくなって空いた手のひらサイズの穴があった。

中では、手足を吊るされた燈川と男が会話している。
アイツ、朝の会議の写真に写っていた奴か。それに、コイツ一度ある組織を壊滅しかけ、頭だけ逃してしまったときのあの頭だ。ともかくはやく助けなければ。
すると、燈川の口に何か小さなものを男が押し当てた。
土「燈川っ!」






近「トシーっ!」
沖「単独行動するとは副長失格ですぜぃ」

サイレン、赤色の光と共に近藤さん達がくる。
近「おーい!真選組の者を捕まえるとはいい度胸だな!大人しく投降して出てこい」
近藤さんが拡声器で呼びかけると、重そうな扉が開き、中から男と燈川がでてきた。
主「何を言っているんですか?この子は"自分の意志"でここにいるんですよ?」

土「何言ってんだ?
おい、燈川!早くこっちに来い!」
けれど、燈川は虚ろな目をしてこっちを見ようとしない。
土「おい、燈川っ!」
銀「待て、様子がおかしい!」


俺を止めようとする万事屋を振り切って燈川に近づく。すると、燈川に男が何かを囁いたを


主「いいか、ここにいるヤツら全て殺すまで止まるなよ」
貴「はい……主人……」

ザシュッ
咄嗟の事でよけきれなかった俺は、胸のあたりをざっくりと斬られてしまった。
土「燈川……?」
名前を呼んでも、その目は俺を真っ直ぐ見ることはなかった

39→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 元攘夷志士
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うさきよ - 面白いです‼ (5月7日 20時) (レス) @page4 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のここ | 作成日時:2021年1月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。