演目50余3つ目 安請け合い ページ3
「依頼?」
次の日、探偵社に着くなり独歩ちゃんに書類を渡された。昨日帰った後、ボク指名で依頼があったらしい。
「えーでもオレ今日も午前で上がりだし」
「文句云うな」
「そうだよ、焔ちゃん。ご指名なんて光栄じゃないか!」
「太宰に云われると最悪だよ。て訳で太宰、一寸ばかし殴らせろ」
「やだ」
どんな人の依頼かを問うと、同じ歳くらいの女性だと云う。
「うわぁ……独歩ちゃん見てこれ」
「……すまん、焔。俺が忙しかったばかりに安請け合いしてしまった」
「いいよ。独歩ちゃん責めても意味無いし」
眉間を押さえる独歩ちゃんの肩を叩き、今度なんか奢ってやるかと頭の片隅で考えながら書類に目を通す。
「ちなみに何の依頼だい?」
「でーとしてくださいと」
「……え?」
太宰でも固まることってあるんだな。へぇ。
と思ったら、全員固まってるわ。なんで。
「冗談じゃないよ。先刻のは起承転結の結だけ云ったようなもんだし」
「え?どういう依頼なんですか?」
興味津々なナオミちゃん。今日もいい匂い。やっぱ女の子って素敵だねぇ。
「この前の百貨店テロ事件は知ってるでしょ?その時同じ場に居た女性で、一度でいいからでーとしてほしいんだって」
「いいのかい?焔、引き受けて」
「まぁ、一度だけなら。それに依頼ですし」
これって経費?と問うと、独歩ちゃんに思いっきり嫌そうな目をされた。まぁ、経費ででーとなんてしたら怒られるわな。
「ま、自腹切っていきますか。相手が何かしてこない限りね」
「焔さん、さり気無く発言が黒いです」
「敦君気にしたら負けだよ〜」
演目50余4つ目 でーとの依頼→←演目50余2つ目 土地の話
95人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅鴇ベニトキ@pc垢 - 続編作りなおしました!ぱと1から飛べるようにしています!! (2016年8月3日 21時) (レス) id: a79284f49c (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ベニトキ@端末垢 - 申し訳ありません。バカなことにパスワードを忘れてしまい、現在思い出そうと必死です。皆様には申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。最悪、作り直します。ご勘弁ください。 (2016年6月28日 16時) (レス) id: 90a1058704 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2016年5月15日 3時) (レス) id: c1f87adce9 (このIDを非表示/違反報告)
谺 - 続き期待してます!頑張って下さい! (2016年5月9日 6時) (レス) id: ed2f2eef3e (このIDを非表示/違反報告)
壊れかけの3DS - 嗚呼!何という事だ!続編!やっと気付いた!嗚呼!やっぱり面白いです! (2016年4月18日 23時) (レス) id: 4129ccafb0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ