episode27 ページ27
ジュン:え!?帰るの？
「帰る帰る、皆お疲れ！」
ホシ:んだよー…じゃあな、ジス！
ミンギュ:A飴はー？
『……Aちゃん！』
私がホンくんに背を向けて帰ろうとしていると
ホンくんは私の名前を後ろから呼んだ
『帰ったら、カトクするね』
ダメだ
そこにいたら泣きながらでも私は言ってしまっていたと思う
あまりにも愛しくて
好きで、好きで
身体の中で疼く想いが溢れてしまいそうだった
ミンギュ:何があったんだよ〜
帰り道、皆にからかわれながら言うと
ひゅーっとからかってきた
けど、そんなことどうでもいいと思えるぐらい
今の私は帰ってからのカトクが楽しみで仕方なかった
・
・
ユキ:ちょっとー花火終わっちゃったじゃん。何してたの？
ハニ:…ジス？
『…いちご飴、買いに行ってもいいかな』
ハニ:はあ？
・
初めてAちゃんを見たのは
あの時だった
『…』
凄い。
見事に3人別のクラスだ
どうして入学式は桜が散る頃にするんだろうとずっと思っていた
枯れずに消えていく桜は綺麗だ
…なんてポエムみたいなこと言ったらまたジョンハンに怒られるんだろうなあ
入学式
両親は仕事で来れないから一人でクラス表を見て体育館に入場していると
僕の横を凄い勢いで男が走った
ジュン:Aちゃんー！同じクラスだってー！
僕の目の前を歩いていた女の子の腕を組んで仲良さげだった
綺麗な顔の人だなあ…
男の方は嬉しそうなのに女の子の方は顔が見えなかったけど
温度差凄いなあ…
でも、髪の綺麗な子だなあって思った
それが僕が彼女を初めて知った時だった
だけどクラスが違うし、どの子かなんて顔を見ていないから分かるわけもない
だから特に気に留めてなかった
ユキ:うわ、すっごい数…
『ユキ持ってくれないの？』
ユキ:今日委員会だから。
1年のバレンタインデーの日
貰ったチョコレートを持って帰っていると廊下がやけに騒がしかった
ホシ:お前マジで手作りだろそこは〜
「うっさいなあ、貰えるだけ有難いと思いなさいよ」
あれって確か…
金髪でよく生徒指導の先生に注意されてるクォンスニョン？と…
女の子、どこかで見たことある気がする
『……あ』
あの後ろ姿、入学式で見かけたあの子だった
びっくりした。付き合ってるのかな？
クォンくんって派手な子とかとも話してるけどああいう子がタイプなのか…
…いいなあ、僕も彼女から貰ってみたい
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました！続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (
レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます！でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています！頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます！主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください！ (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やっこちゃん
| 作成日時：2019年11月5日 23時
