185話 ページ4
Aside
リドル「──さ、これで入学式と寮分けは終わりかな?」
リドル「いいかい新入生たち。ハーツラビュル寮ではボクが
リドルを合図に、他の寮長たちも次々と動き始める。
ヴィル「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら?式の途中で飛び出して行っちゃったけど......」
ヴィルサンの言葉で、動き始めた一同はピタッと動きを止める。
イデア《職務放棄............》
『いつもの事じゃん。』
カリム「腹でも痛めたんじゃないか?」
クロ「違いますよ!」
カリムの言葉を最後に、扉がバン!と開いて、学園長サンが顔を出した。
リドル「あ、来た。」
クロ「Aくんに至ってはそんな風に思ってたんですか!?」
心外です!と嘆く学園長サンの腕に、何やら変な魔物が抱えられていた。
クロ「まったくもう。新入生が1人足りないので探しに行っていたんです。」
よくよく見ると、学園長サンの後ろに式典服を身につけた子が立っていた。
その子は学園長サンに促され、闇の鏡の前に立つ。
鏡《汝の名を告げよ》
ユウ「ユウです。」
鏡《汝の魂のかたちは………》
鏡《……………………》
『イーグーニ!!イーグーニ!!』
クロ「シーーっ!!!」
鏡がなかなか答えないので、イグニコールをしたら学園長サンに怒られた。
鏡《………………………》
鏡《わからぬ。》
クロ「なんですって?」
わからぬ?
ワカラヌ寮なんかあったっけ。
だっせー名前w
鏡《この者からは魔力の波長が一切感じられない……色も、形も、一切の無である。》
そこからまた長ったらしい話が始まったので、俺は持ってきたマシュマロを頬張りながら暇を潰す。
なんやかんやで学園長サンが頭を抱えている間に、腕の中の魔物が飛び出した。
グリ「だったらその席、オレ様に譲るんだゾ!」
魔法ならとびきりのを見せやると、魔物が息を吸い込む。
え、てか喋るんだ。
リドル「みんな伏せて!」
リドルの声でハッとして、イデアサンのタブレットを抱えて伏せる。
グリ「ん゛な゛〜〜〜!!」
途端に、魔物が火を吹き出した。
辺りはあっという間に炎に包まれる。
うっっそ、このタイミングで炎!?
最高かよ!!!
『誰か焼きマシュマロ食べる人〜〜!!』
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桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます! (5月17日 0時) (レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(?)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか!? ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください! (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください! (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月22日 12時