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30話 ページ32

ラギーside

昼休みに、レオナさんの飯を大食堂で買って、植物園へ続く道のりで、



やたらとキラキラしたAくんを見かけた。






ラギ「Aくん、ちわッス。」



Aくんから漂う香水の匂いに、
ポムフィオーレ寮が絡んでいると踏んだ。



『やあ、ラギークン。』



何故かいつもと違う口調で、目を細めるAくん。

顔が眩しすぎて見れないッス。


ていうか、これほんとにAくん?

いつもより動きが丁寧で、尚且つこの口調。


……誰かと入れ替わってんじゃないッスか?




『俺、今ならコサックダンス踊れそうだよ。何故かって?俺は今、最高にトレッッビアンだからさっ!!!』



ああ、いつものAくんだ。


突拍子もないことを言うのは彼しかいない。


ラギ「コサックダンス踊ってどうするんスか……。あ、そんなことより、Aくんも植物園で昼飯、どうっスか?」

オレがいつもレオナさんのパシリで中々一緒に食べれないため、今日くらいは誘ってみようと思った。

少し考える素振りをした後、どこからか取り出したバナナを持って、快諾してくれた。

『ほんとは日替わりスイーツ食べる予定だったんだけどねェ。』


大食堂にいる時に、ポムフィオーレ寮生に連行されて食べ損ねたみたいッス。

お気の毒ッスねぇ。








ラギ「……ていうか、その顔でバナナって、なんか、似合わないッスね。」



『何を。俺とバナナは一心同体だぞ。』



ラギ「なんか卑猥ッス。」



『ラギークンの心が汚れているだけだよ。』



ラギ「オレは純真無垢ッスよ。」



『この学校にいないだろそんなヤツ。』



ラギ「確かに…。」



他愛もない会話をしながら歩いていれば、
あっという間に植物園に着いた。






彼と話すのは久々ということもあってか、
オレの尻尾は機嫌良くブンブンと横に揺れていた。

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作品ジャンル:ギャグ
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雷蔵 - 笑いこらえんのしんどいww (2月26日 0時) (レス) @page20 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
眠るひつじ(プロフ) - 誕生日おなじでめちゃビビった。そんな昨日あったっけって笑 (7月28日 5時) (レス) @page2 id: c017944627 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - ものすごく面白いです!同室の君と角の子で吹き出しましたwwwインタビューのとき、仲良い(?)人の内の半分が対価取ってるwww「この作品面白い!」と思ったら、大体トマトさんです!いつも読ませて頂いております!無理せず更新頑張ってください!長文失礼しました…。 (2023年4月2日 2時) (レス) @page42 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
kome(プロフ) - トマトマヨトマメトマトさん» パクられるとゆうことはそれだけ面白い作品だと云うことです。これからも応援しております! (2023年3月24日 8時) (レス) id: 4c2006e05c (このIDを非表示/違反報告)
トマトマヨトマメトマト(プロフ) - komeさん» お返事ありがとうございました。相手様のコメントに注意喚起をしてみようと思います。面白い作品と思っていただけて幸いです。これからも何卒よろしくお願いします! (2023年3月24日 8時) (レス) id: a96fc2539f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2022年8月9日 0時

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