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海人と廉も楽しかったらしく
ぐっすり夢の中


「ねー、ねー、紫耀?」


ソファでゲームしてる紫耀をつんつん


「なに宏光くん?」


「ここおいでよ」


膝の上をぽんぽんって叩く


「えー、恥ずかしいよ笑」


「いいでしょー誰も見てないし!
俺、誰にも言わないよ!
たまには紫耀のこと抱っこしたいー。

ほら、はいおいで」


両手広げると
まじでー、といいながら

......ぽす。


まさかの前抱き笑


肩に顎をコツンと乗せて
久しぶりの長男抱っこ息子はかわいい


いつもお兄ちゃんしてくるけど
まだまだ小学生だからね


「トントンしたら寝ちゃうかな?」


「もー、宏光くん降りるよ!」


照れて怒ってるのもかわいい



カタッ玄関で物音



「あ、太輔帰ってきたかも」


慌てて降りようとするから
ぎゅーってしてやった


「なんでよー」


「いいじゃないですかー」


「太輔お帰り」


「あー、紫耀いいなぁ。俺も抱っこ」


「えー?笑」


冗談だってって俺の隣に座る


「とーさんも、紫耀たまには抱っこしたいなぁ」


「やだ!」


「なんでよ笑笑
そーいえばさ、お隣さんどんなだったの?」


紫耀の頭を撫でながら聞かれた


「普通の大学生かな?
健永くんっていうの、ちょっと大人かったかな」


「へー、それでニカに」


「ニカ、友達と遊んでる雰囲気ないから
横尾さんとこかここの往復でさ
健永君も、友達あんまりいないって言ってたし」


「若者には若者の事情があるから」


「人付き合い嫌いには見えなかったけどね
廉の相手もしてくれたよ?少しだけど」


「廉の人懐っこさらひろ譲りだからな」


「そうなの?俺、あんなん?」


「そうだよ。な、紫耀?」


「うん」


「えー、紫耀まで笑笑」


「でも、似てんだよなぁ
ずっと俺なんかーって感じで」


「あんま、無理すんなよ?」


「ありがとう」


「ねー、俺じゃま?」


紫耀が耳の後ろで囁いた


「まあ、ちょっとな」



「おい!太輔?!
って紫耀!どこでそんな言葉!?」



膝からちょこんと降りて



「もう1人くらい弟増えてもいいよ

.....ってニカくんが言ってやれって

意味わからなかったけど
仲良しそうな、二人好きだよ、じゃあおやすみ」



「ニカのやつ....」



「紫耀もそういうことだしお言葉に甘えて」



「太輔!調子乗るなー!!」

1 俺だって→←5



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作者名:ぽぽ | 作成日時:2019年10月13日 18時

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