＊壊す蛇の憂鬱。６ ページ38
・・・意識が戻る。
・・・どうやら能力の使い過ぎで倒れていたようだ。
理性が戻ってきて、さっきのはちょっとやりすぎたかな、と思う。
でもちょっとした罰なんだし、いいよね？
・・・そうだ、Aの様子を見に行こう。
きっとAも喜んでくれているに違いない。
だって大嫌いな人たちが、もう関わってこなくなるんだから。
そう思い立って主の意識に行こうとしたら、なぜか身体がとても重かった。
これでは思うように進めない。
壊す「？・・・なにこれ・・・！？」
・
・
・
？「あ、ようやく目が覚めたんだね」
どれくらい経ったんだろう、息苦しい空間に１人虚しく立っていたらシュルシュルと何かが近づいてきた・
よく見れとそれは
壊す「・・・！？へ、蛇！？」
闇の中でひと際目立つ真っ白な蛇だった。
？「ｸｽｸｽ))なぁに？あなたも蛇なのになんでそんなに驚いているの？」
可笑しそうに笑うそいつにカチンときた。
壊す「な、なによ！今まで此処に私以外の蛇な
んて現れなかったんだから仕方ないでしょ!?
っていうか…蛇って事はあんたも能力？」
？「うん。私は『癒す蛇』。よろしく」
壊す｢なっ…私はあんたと宜しくするつもりは無い｣
当たり前だ。こんな突然現れたヤツ……信じられない。
壊す｢大体、どうやってここに来たのよ。こんな急にAの能力が増えるなんて｣
癒す｢死んだよ｣
私の言葉を遮るように癒すは言った。
癒す｢Aはまた死んだの。あなたのせいで、友達と一緒に｣
壊す｢え……｣
Aは…死んだ？
私のせいで？あの能力の暴走のせいで？
壊す｢はは…そんな訳ないじゃん。だって私は、Aのために……｣
癒す｢それは貴方の自己満足。単なるエゴだよ｣
壊す｢な、違うっ……！｣
必死に否定したがこいつは聞く耳を持たない。
癒す｢まぁいいや。その為に私は貴方をそこに縛りつけた。当分そこから動けないだろうしじっくり反省してなさい｣
また来るから。とだけ言って帰っていく癒す蛇。
壊す｢ちょ、待ちなさいよ！すぐにこれを外して！｣
初対面なのに生意気な人…じゃなかった、蛇のせいで、私はずっとこのままの状態でしかいられなかった。
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masa-kichi(プロフ) - 巫子さん» 最終更新からだいぶ日が経っているのにわざわざコメントありがとうございます！泣そう言っていただけてとても幸せです！こちらこそありがとうございました。 (2017年7月3日 18時) (
レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
masa-kichi(プロフ) - ミオナさん» お返事めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい！＞＜日頃の妄想からの思いつきをぶっ込んだ作品なので、少々不安は残っていたのですが…。そう言っていただけてとてつもなく嬉しいです！ありがとうございました！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
masa-kichi(プロフ) - カノLOVEさん» お返事めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい！＞＜この作品は初めて作ったものなので、今見返すと語彙力や表現力の無さで恥ずかしくなるのですが…そう言っていただけてとても嬉しいです！ありがとうございました！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
巫子(プロフ) - とってもいいお話でした(泣)本当に良かったです。有難う御座いました (2017年7月3日 17時) (レス) id: 343e14107c (このIDを非表示/違反報告)
ミオナ - 最高でした（泣）イイ話です (2017年6月17日 5時) (レス) id: 27a20bc8d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：masa-kichi x他1人 | 作成日時：2016年5月13日 16時
