時給950円です。【BTS】

-THside- ページ37

TH｢じゃあ、今から楽しいデートをしに行こっか!!｣



｢……テヒョンさん、笑顔が怖いです｣



TH｢何のこと？ほら、行くよ〜｣




キスをした発言をした時のテヒョン君の真顔はやばい。



イケメンの真顔とか迫力ありすぎだから!!




｢えっと、どこに行くのですか？｣



TH｢うーん、適当にぶらぶらしよう!!……あ、でも俺とのデート中は手を繋いでよね!!｣





そう言って私の手を握った。





｢ねぇ、本当にバレたら殺されるんだけど!!｣



TH｢その時は俺も一緒に死ぬから笑｣



｢そんな結末ドラマの中で十分です。｣



TH｢あ、A!!こっち来て!!｣



｢ちょっと、いきなり走らないで!!｣




テヒョン君は何かを見つけたらしい。



いきなり走り出すとか子供みたいだ。




TH｢ねぇ、このライオン可愛くない？｣



｢え？このライオン不細工じゃない？｣



TH｢なんかAに似てる!!｣



｢私のことが好きならもっと可愛いぬいぐるみにしてよ!!｣




このライオンの目死んでるから!!


可愛さの欠片もないわ!!




TH｢ねぇ、このライオンのコップお揃いにしよう!!｣



｢どうせ買うなら、もっと可愛いのがいいって……そんな悲しそうな顔しないでよ!!｣



TH｢……Aは、俺とお揃い嫌なんだね｣



｢あぁもう!!早く買いに行くよ!!｣



TH｢やった!!｣




そう言ってニコニコ笑うテヒョン君。


テヒョン君って演技派なの？


あんな一瞬で悲しそうな顔が出来るんだ。


ドラマとか出たら主役になれそう。




TH｢次は何をお揃いにしようかな〜｣



｢そんなにお揃いが好きなの？｣



TH｢Aだから、お揃いにしたいんだよ笑｣



｢テヒョン君って変わってるね。｣



TH｢このまま俺のものになったらいいのに｣



｢ひっ｣



TH｢あ、耳感じやすいの？｣




テヒョン君はいきなり私に耳打ちした。



しかも、低音ボイスとか……狙ってやったな!!




｢全く感じてません!!｣



TH｢じゃあ、今からもっと試してみる？｣



｢な、なに言ってんの!?｣



TH｢あ、あそこにお城みたいなホテルがある〜｣



｢は？｣



TH｢これは、行くしかないよね☆｣



｢行きません!!｣




ウィンクしてる場合か!!



……まさか、最初からここに誘導するつもりだったの!?




TH｢な〜んて冗談だよ笑｣



｢冗談に聞こえなかったから!!｣



TH｢もしかして期待した？｣



｢死にたいの？｣




―テヒョン君はやっぱり危険人物だ。

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