愛さえあれば身分なんて関係ない…よね？

今日の仕事 ページ48

ウィルさんから仕事を貰って、カタクリ様の部屋から出る。


今日の仕事はいつもより変だった。


いつもの仕事は部屋の掃除とか、書類を纏めたりとかすることだけど…


今回はペロスペロー様のお手伝いだった。


シャーロット家長男


カタクリ様の唯一のお兄様


失礼のないように…


女だとバレないように


接しなければっ！！


廊下を歩き、ペロスペロー様の部屋へ向かう。


すると、一際大きな扉があった。


カタクリ様の部屋と同じくらいの大きさの扉。


間違いない。


ここがペロスペロー様のお部屋だ。


一度深呼吸をして扉をノックする。


コンコンッ


ペロスペロー「開いている」


「失礼します。」


ペロスペロー様はカラフルな服を着て、飴のような杖を持っている。


これから出かけるのかな…？


ペロスペロー「ペロリン♪おまえがカタクリの所の使用人…ライか？」


「…っはい！」


危ない危ない…


今はペロスペロー様との会話に集中しよう…


ペロスペロー「今から私はカタクリの花嫁を迎えに行く。その内に、ガーデンの準備を整えておいてくれるか？」


「わかりました！」


ペロスペロー「……カタクリの所の使用人は元気がいいな〜ペロリン♪」


「す、すみません…」


ペロスペロー「いや、いいことだペロリン♪では、頼んだぞ」


「はい！」


私の返事を聞くと笑って部屋を出て行かれたペロスペロー様


怖そうな人じゃなくてよかったぁぁぁ…


頼まれたからには完璧にしよう！


…よし。早速作業に取り掛かろう！

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