愛さえあれば身分なんて関係ない…よね？

マナーとか…… ページ24

部屋の掃除が終わると、もう夕御飯の時間になっていた


簡易なキッチンがあるからここでなにか作ろう…


材料は冷蔵庫に入っていたものを使うからいいとして…


コンコンッ


ドアがノックされる音が聞こえた


誰だろう…


「どちらさまでしょうか？…！！」


玄関のドアを開けながら相手を確認すると


カタクリ様がいた


「カタクリ様！何か御用ですか？」


カタクリ「あ、ああ…少し中に入ってもいいか？」


「…？いいですよ？」


カタクリ「失礼する。」


カタクリ様が私の部屋に入ったのを確認してからドアを閉める


カタクリ様はきょろきょろと部屋を見渡している


私はカタクリ様に聞きたいことがあった…


それは…


「こんなにいい部屋をもらってもよかったんですか？」


カタクリ「もちろんだ。」


当然のように返ってくる声


カタクリ「…だが、少し狭いか？」


え！？


「と、とんでもない！！」


この部屋をせまいって…確かにカタクリ様の部屋のほうが広いけど、元私の家とこの部屋は多分、倍は違うだろう…


カタクリ「…フッ…そうか。………マイがよければでいいんだが…これから夕食を食べにいかないか？」


…！！


夕食を…一緒に！？


え…行きたいけど…行きたいけどっ！



…テーブルマナーとか、知らない…


どうしよう……

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