愛さえあれば身分なんて関係ない…よね？

怖い ページ18

だんだん目が慣れてきて、その何かがわかった


それは鋭いナイフだった


少しでも動いたら首に食い込むだろう…


だれか…助けて…！カタクリ様っ…！


パチッ…


一気にあたりが明るくなる


そして、目の前の男が白いモノに包まれたかと思うと、私の上から一気にどく


…あれ？今の男…


カタクリ「マイ…この男はなんだ？」


いつのまにか、カタクリ様が部屋に立っていた。


答えなくちゃいけないのに、涙が出てきて答えられない


その男は私の働いているところの…パティシエだった


男はカタクリ様の能力で捕まえられて


壁に、はりつけられて、身動きが取れなくなっている


カタクリ「……だいたいはわかった」


そう言うと、カタクリ様は私を抱き寄せた


カタクリ「大丈夫か？何もされていないか？」


耳元で聞いてくるカタクリ様


私は小さく大丈夫ですと言うとより一層強く抱きしめられた


カタクリ「無理するな…。安心しろ…。もうこんな危ない目にはあわせない…」


カタクリ様の声はすごく…安心できる声だった


私が落ち着くと、いつの間にか壁にはりつけられていた


パティシエの男はいなくなっていた


カタクリ様に聞くと、ブリュレ様が片付けて下さったらしい…


ありがとうございます…ブリュレ様…

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