愛さえあれば身分なんて関係ない…よね？

差があるけど… ページ11

…そろそろ３０分たってしまう


この幸せな散歩もそろそろ終わってしまう


そう考えるとすごくさびしいが、わがままばっかり言ってられないっ！


いきなり立ち止まるカタクリ様


「…？カタクリ様？？」


？？私の見間違いだろうか…


今はもういつもの顔だけど、一瞬…ほんの一瞬だけ不安そうな顔をしていた


カタクリ様はしばらく黙っていたが、ゆっくりと私の顔をまっすぐな瞳で見つめ、意を決したように話した


カタクリ「俺の独り事だ…流してくれて構わない…。俺は……マイ…お前のことが…いつからか、誰よりも大切な存在になっていた…俺は恋というものを知らない。だが、これだけははっきり言える。マイに他の誰にも抱かなかった感情を持っている……」


カタクリ様…！！


……私も素直に言いたい…！


そのわがままを許してください


「私も独り事です…毎日毎日がつまらなかった…。だけど、カタクリ様と出会えて…毎日が楽しくなった…！…私も……カタクリ様のことが大切で…大好きです！///」


カタクリ「…！」


「でもっ…！」


私たちは…


「身分が違いすぎます…」


思わず涙が出そうになる


必死にこらえて、カタクリ様の答えを待った


カタクリ「マイ…確かに俺たちは……身分が違う…」


「っ…。」


カタクリ「でもな…。俺はそんなこと関係ないと思っている。だから…俺についてきてほしい。」


カタクリ様の目は真剣だった


ずっと心の奥底で言ってほしかった言葉


身分なんて関係ない


こらえていた涙がうれし涙に代わって私の頬に伝った。


「こんな…私でよければ…よろしくお願いします///」


その日は今までの人生で一番うれしかった

やばいっす→←楽しい月日は流れるのが早いもので

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