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其の弐 冨岡さん1 ページ3

昨日の疲れを癒してくれるくらいの澄んだ空。

どこまでも広がる青に私はグーンと背伸びした。

一昨日から仕事に赴いていたので、お館様が久しぶりに休暇をくれたから今日は休みなのだ。

ただ、休みは休みで退屈すぎるし体がなまりそうな気がしてたまらない。



「そうだ、しのぶちゃんのお手伝いでもしてこようかな」



昨日の任務は十二鬼月ではなかったにしろ少々手強い鬼だったから、多数の負傷者が出ていたし今頃、しのぶちゃんはその治療にあたっていて忙しくしているはずだから。


彼女は毎日、愚痴もこぼさず柱と医師と両方の仕事をこなしている。

討伐の仕事に関しては一般隊士である私とは比べものにならないくらい動き回っているし。

だから、私が任務のない時くらい手伝うことでしのぶちゃんが少しだけでも気が抜けたらなと思う。



(こういう時こそお手伝いをしなくちゃ!)



パッと思い付いついたら即実行。

私は玄関の引戸を開けたけど、目の前に立つ人物を見てしまったせいで思わずまた閉めてしまった。

なぜなら思わぬ来客にびっくりしたからだ。

あれ?私、今日稽古の約束していたっけと急いで頭をフル回転させる。



(いやいや、)



休みをもらったのは昨日の夜のこと。

お館様のところに任務の報告に行って、さらにそのあとで鴉を介して師範に今日が休みである報告をしたきりだ。

師範からの返信はなかったから、何も約束などしていないはず。

まあ、師範の鴉が手紙を届け忘れた、なんてことがあればそれはまた別の話だけど。



(でも、それって私のせいじゃないよね)






「なぜ閉める?」


うろたえる私のことなどおかまいなしに遠慮なくガラリと戸を勝手に開けてきた師範。

現“水柱”である冨岡さん、私の師範だ。

其の参 冨岡さん2→←其の壱 はじまり



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桜花(プロフ) - 風花さん» 改訂版は視点を変えたり、煉獄さんの出会いを早めたりと、色々と修正してますので新作として読んで頂ければと思います。風花さんを始め、既存の読者様にはご迷惑をおかけしておりますがご理解頂ければ幸いです(^^) (2021年6月24日 21時) (レス) id: 12e45606b3 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 風花さん» こんばんは風花さん(〃ω〃)分かりにくくてすみません(><)改訂前の物は続きに行き詰まっていることもあり更新を停止しております。この先の更新は改訂版のみになります。 (2021年6月24日 21時) (レス) id: 12e45606b3 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 桜花さんこんばんは(*’ω’*)お話の更新につきましてですが、これからはこちらのみという形でしょうか?理解力があまりなく把握しきれていないのですが、これからも楽しみにしております。 (2021年6月24日 19時) (レス) id: 0f5aae934e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 | 作成日時:2021年6月2日 7時

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