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Aside
矢「お腹すいたー！もう、ペコペコ！」
昼食のときだけ開く、屋上に続く階段を登りながら、舞桜は欠伸する。
クラスの人たちは、屋上は暑いからと来ないが、屋上は大きな木の日陰となっていて、中庭よりも涼しい。
だから、私と舞桜だけの特権。
木っていうのは、桜の木で、入学当初からある。
百年近くある木らしく、かなり古いけど、春には綺麗な桜を咲かせる。
今はもう五月だから、咲いてはいないけど、緑色を葉がついている。
コンクリートに直接座り、弁当箱を空ける。
舞桜も、舞桜のお母さん特性のお弁当を出す。
矢「この桜の木ってね、色んな噂あるらしいよ」
A「噂？どんな？」
矢「この木の下で告白すると、両想いになれるとか、願うと願い事が叶うとか」
ふーん。
この桜の木、そんな噂、あったんだ。
初めて聞いた。
ここの生徒で、舞桜以外と仲良くないのがそのせいだろうな。
矢「あっ、後ね。今日の朝練で一年生に声かけられたんだよ。「矢形先輩って、谷崎先輩と仲良いんですか」って」
その言葉を聞いた瞬間、真相が分かってしまった。
A「私じゃなくて、姉さんのことなのに、舞桜が間違えて私のことだと思ったんでしょ？」
矢「ビンゴ！そうなんだよ。間違えた。だってさ、花怜さんとはそこまで仲良くないもん」
仲良くなくて良かったよ。
姉さんのファンクラブの人たちから、睨まれたり恨まれたりするから。
心の中だけ、そう思ってきんぴらごぼうを食べる。
矢「それでさ、「Aとは仲良いよ」って言ったら、「妹さんの方じゃなくて、お姉さんの方です」ってさ」
一年生も姉さんが良いんだ。
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なかも(プロフ) - ミルクティーさん» 応援、ありがとうございますっ！正直、オリジナルはよく分かりませんので、教えていただければ幸いです。 (2020年9月12日 17時) (
レス) id: 806b38e7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - とても面白いです！オリジナルは初めてで難しいかもしれませんが、頑張ってください！応援しています。 (2020年9月12日 17時) (レス) id: 9b82963133 (このIDを非表示/違反報告)
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