014 ページ15
Aside
父「A、何か部活入ったらどうだ？花怜は吹奏楽部に入ってるぞ」
ニュースを見ていると、父さんが話しかけてきた。
風呂上がりみたいだ。
A「去年の私は部活に入ってなかったけど、許してくれたでしょ」
部活なんて入りたくない。
父「去年はな。でも、もう中学二年生だし、何か得意なことを見つけた方が良いだろ。長所にもなる」
父さんたちは知らないだろうけど、ピアノは得意だよ。
スラスラ弾けるよ。
って言うか、長所とか短所とか書くのって、取り柄のない子からしたら、辛くない？
わざわざ、自分の悪いところを書かなくったって良いと思う。
A「でも、やりたい部活なんてないんだよ」
父「じゃあ、花怜と同じ吹奏楽部はどうだ？花怜と一緒ならやり易いだろ？」
みんなから比べられるから嫌だ。
そう思ったけど、心と逆の顔をする。
A「んー。良いかもだけど、私には金管楽器は向いてないよ」
そう言って、ソファを立ち上がり、お風呂に向かう。
もう、姉さんはお風呂から出たと思うから。
万が一鉢合わせになったら、その時はその時考える。
体をサッと洗って、湯船に浸かる。
五月になったとは言え、まだ寒い。
ゆったりと浸かり、十分ぐらいしてから出る。
私は基本的に、長湯するタイプなんだよ。
姉さんはきっと知らない。
一緒に入ったのは、低学年の時だけだった。
だから、きっと覚えてない。
覚えてなくたって、私は全然構わないけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なかも(プロフ) - ミルクティーさん» 応援、ありがとうございますっ！正直、オリジナルはよく分かりませんので、教えていただければ幸いです。 (2020年9月12日 17時) (
レス) id: 806b38e7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - とても面白いです！オリジナルは初めてで難しいかもしれませんが、頑張ってください！応援しています。 (2020年9月12日 17時) (レス) id: 9b82963133 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
