Episode6 ページ7
Asaid
怖い…あの子…やっぱり怖い…ほんとに私と同い年なのだろうか…
ザワザワザワザワ
木虎藍さん、やっぱり苦手なタイプだった!!!
嵐山「確かにルール違反ではあるけれど結果的に市民の命を救ったわけだし。」
ザワザワ
「そうだ!そうだ!」
木虎「人命を救ったのはもちろん評価に値します。けれど、ここで彼を許せば他のC級隊員にも同じような違反をする人間が現れます。実力不足の隊員がヒーロー気取りで現場に出ればいずれ深刻なトラブルになるのは火を見るより明らかです。C級隊員に示しをつけるため、ボーダーの規律を守るため、彼はルールに乗っ取って処罰されるべきです。」
ほら怖い!1人で何文字喋ってるの!疲れるよ!
木虎「今更くいても遅いわよ。これだから訓練性は…」
遊真「お前遅れて来たのになんでそんな偉そうなの?」
木虎「誰?あなた?」
遊真「修に助けられた人間だよ」
修「ちょっおい!くが!」
遊真「日本だと人を助けるのにも許可が必要なのか?」
木虎「それは個人の自由よ、ただしトリガーを使わないならの話よ。トリガーを使うならボーダーの許可が必要よ。当然でしょ、トリガーはボーダーのものなんだから。」
遊真「何言ってんだ?トリガーは元々ネイバーのモンだろ、おまえらはいちいちネイバーに許可とってトリガー使ってんのか?」
木虎「あっあなた!ボーダーの活動を否定する気?!」
遊真「ていうかお前、修が褒められるのが気に食わないだけだろ」
木虎「なっはぁ!そんなわけ!」
遊真「へぇーおまえ、つまんない嘘つくね。」
……なんだかんだで結局?どうなるんだ?
パンパン
時枝「はいはい。そこまで、現場調査は終わった回収班呼んで撤収するよ。」
木虎「時枝先輩!でも!」
時枝「木虎の言い分もわかるけど、三雲くんの賞罰を決めるのは俺たちじゃない上の人だよ。ですよね?嵐山さん?」
嵐山「なるほど!充の言う通りだ。今回の件はうちの隊から報告していこう。三雲くんは今日中に本部に出頭する様に。」
修「あっはい!」
嵐山「処罰が重くならないように力を尽くすよ。君には弟と妹を守ってもらった恩がある。本当にありがとう。」
修「おおっそんな、こちらこそ…」
………
…なんか今日は騒がしい日だな
とっとと帰って寝たい…疲れた。
……
そうそう、帰る時にチラッと見たが木虎さんが三雲くんを迎えに来てたとか、なんとかって
いや、やっぱあの子すごい子なのはわかるけど苦手なタイプだ。
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作者名:ruu | 作成日時:2021年3月21日 13時