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Episode20 ページ21

Asaid

結局あの後千佳ちゃんの手作りのおにぎりを3人で食べ、遊真がそのお礼にと買ったハンバーガーを食べるために移動した

遊真「おぉ、いい感じのところだな。」
千佳「そうかな?」
A「こんなところあったんだ…」
千佳「人が来ないし場所もちょうどいいから…」

千佳「時々隠れ家に使わせてもらってるの。」
遊真「ほほう、渋いねぇ。」
A「遊真、渋いって意味わかってるの…?」
遊真「いや、まったく。ほれ、」

遊真が私と千佳ちゃんにハンバーガーをわたす

A「ははは…ありがとう。」

やっぱりわかってなかったのか…

遊真「ほれほれ、チカも。オサムを待とうぜ。」
千佳「うっうん。」

……

遊真「やっぱりハンバーガーはうまいな…」
千佳「遊真くんって、本当にネイバーなんだよね?」
遊真「うん、そうだよ。あっけど、俺はこの街を襲ってる奴とは関係無いよ。」
千佳「うん。修くんにそう聞いた。」
遊真「チカはそれを信じるのか?」
千佳「うん、修くんは信じられる人だしそれに、遊真くんは怖くない。」
遊真「そうか…Aは?」
A「……私は正直、どっちでも。」
遊真「ん?」
A「遊真がネイバーでも、ネイバーじゃなくても、変わらないよ。友達だから…何も変わらない…」
遊真「…そうか、……そうか。」


千佳「あのね、遊真くんに聞きたいことがあって…」
遊真「ん?」
千佳「ネイバーに攫われた人は…ネイバーの戦争に使われるって言ってたでしょ?」

千佳「それってどんなふうに使われるの?」
遊真「それは…攫われた国によるかな。」
千佳「国?」
A「??」
遊真「あっちの世界にも沢山の国があって、それぞれの国でスタイルが違うんだよ。こっちの世界に来ているネイバーも同じに見えて別々の国のネイバーだったりする。」
千佳「そうなんだ…」
A「だから…たまに中身違うのか。」
遊真「だから攫われてった国の状況、戦争に勝ってるか負けてるか兵隊を鍛える余裕があるか無いか、司令官ができるやつかダメなやつか、いろんな事情っ話は変わってくるけど…」

遊真「トリオン能力が高い人間は貴重だからほとんどの場合は戦力として結構大事にされてると思うよ。チカとかAはちょー大事にされるかも」
千佳「…!じゃっ、じゃあ!攫われた人が向こうで生きてるってことも!」
A「!!…」バッ
遊真「うわっ!」
千佳「?!」

ガラッ

私がいきなり立ったことで、遊真が持っていたジュースを落とす

遊真「なんだよ、A。いきなりびっくりするじゃん…」
千佳「A…さん…?」

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作者名:ruu | 作成日時:2021年3月21日 13時

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