存在意義 (ページ20)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:71,162 hit

Episode19 ページ20

Asaid

修「迅さん！」
A「……。」

遊真を庇ってくれてる…悪い人じゃなさそう…

三輪「なんの得もない…損か得かなど関係無い！！！ネイバーは全て敵だ！ベイルアウト！！！」

ピッヒューン

遊真「おぉ、飛んだ。」
迅「ベイルアウトだ。ボーダーの正隊員のトリガーはベイルアウト、つまり自身で緊急脱出するかトリオン体が破壊されると自動的に基地に送還される仕組みになっている。」
遊真「負けても逃げられる仕組みか…便利だな…」

米屋「あぁー～負けた負けた…、しかも手加減されてたとか…はぁー、さぁ好きにしろよ殺そうとしたんだ、殺されても文句は言えねぇ。」

遊真「別にいいよ。あんたじゃ多分俺は殺せないし」

米屋「まじかぁ！？それはそれでショック！……じゃあ今度は仕事関係なしで勝負しようぜ！サシで！」

遊真「アンタはネイバー嫌いじゃ無いの？」

米屋「俺はネイバーの被害受けてねぇもん、正直別に恨みとかは無いね。けどあっちの2人はネイバーに家壊されてるからそこそこ恨みあるだろうし、今飛んでった秀次なんかは姉さんをネイバーに殺されてるから一生ネイバーをゆるさねぇだろうな。」
遊真「なるほどね。」

奈良坂「陽介引き上げるぞ。」
米屋「あぁ！じゃっ！次は手加減なしでよろしく！」

タッタッタ

迅「さてと、三輪隊だけじゃ報告が偏るだろうから俺も基地に行かなきゃな。メガネくんはどうする？どっちにしろ呼び出しはかかると思うけど…」
修「なっ！じゃあ僕も行きます！クガとAと千佳はどこかで待っててくれ。」
千佳「うん。」
A「わかった。」
遊真「おーけい。」
修「2人とも、クガはまだ日本のことよく知らないから面倒見てやってくれ。」
千佳「うん！わかった。」
A「まかせて。」
修「じゃあ3人ともまた後で！」

……

グゥ～

遊真「これはお恥ずかしい…」
A「修くんが戻ってくるまで何か食べてまってようか。」
遊真「うん！だったら、チカとAの好きなものがいいな！」
千佳「えっ、」
遊真「2人は何が好きだ？」
千佳「えっと…白米かな？」
遊真「白米？」
A「あっなんか千佳ちゃんっぽい！」
千佳「そっそうですか？」
A「うん！白いご飯が好きそう！」
千佳「！…ふふっはい！すきです！」
遊真「そうか、Aは？」
A「私はなんでも、美味しいものはなんでも好きだよ。じゃあ白いご飯食べに行こっか！」
遊真「ふむ。これの出番だな！」
千佳「うわっ！」
A「ちょっ！遊真！」

遊真は大量の一万円札の束をポケットから取り出した