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Episode1 ページ2

三門市、人口28万人を要するこの街にある日…異世界へのゲートが開いた。

ネイバー、のちにそう呼ばれる異次元からの侵略者がゲート付近の地域を蹂躙。

街は恐怖に包まれた



こちらの世界とは異なる技術を持つネイバーに地球上の兵器は効果が薄く誰もが都市の壊滅は時間の問題と思い始めた。

その時、突如現れた謎の一団がこう言った。

「こいつらのことは任せて欲しい、我々はこの日のためにずっと備えてきた…」

ネイバーのテクノロジーを独自に研究しこちら側の世界を守るために作り上げた戦う組織、界境防衛機関…ボーダー
彼らはわずかな期間で巨大な基地を作り上げ、ネイバーに対する防衛体制を整えた。

それから4年後…
ゲートは以前開いており、ネイバーが時折この世界にやってくるのにも関わらず三門市を出て行く人間は驚くほど少なく、ボーダーへの信頼によるものか多くの住民が時より響いてくる爆音や閃光に慣れきってしまっていた。

……

苗「……Aちゃん?もう遅刻するわよ?」

A「母さん……えっ?今何時?」

苗「8時15分…」

A「…遅刻じゃん!!」

苗「何度もわたしは起こしたわよ。」

バタバタ

A「やばいやばい!」

階段を駆け降り机に置いてある弁当を持ち菓子パンを口に入れ玄関を開ける

A「いってきまふ!!!」もぐもぐ

苗「…はぁ、いってらっしゃい。」

ガチャン

Aside

昔から朝は苦手だが起きれないのは物静かなあの母のせいだと私は思っている。起こしたと言っても怒鳴ったり叫んだりじゃなくわたしの部屋で「朝よご飯できてるからね。」だけなんて、起きれるわけがない。

そう文句を頭の中でいいつつ学校へ走る。

チカチカ

A「くそ、信号に捕まった…」

時間無いの……に…って!えっ!

A「君!信号!赤!!!!!」
遊真「んっ?」

バゴッ

ピーポーピーポー

A「ちょっ!大丈夫?!」
遊真「…たたっ…?あー大丈夫大丈夫。」
A「えっでも君今思いっきり跳ねられてたけど…」

警察官「本当に大丈夫なのかい??」
遊真「うん平気。そっちこそいいの?車凹んだけど?」
運転手「いやいやいや!君が無事ならいいんだ!」
警察官「まぁ、とにかく一応書類作るから名前と住所教えてくれるかな?」
遊真「クガ、空閑遊真。住所、住所はええっと…」
レプリカ「三門市六代町八の五の一」ボソッ
遊真「みかどしろくだいちょうはちのごのろく」
A「あっ学校…わたしはこれで!…えっと赤信号は止まれだから!気をつけて!」

バタバタ

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作者名:ruu | 作成日時:2021年3月21日 13時

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