3年 ページ41
？？said
……
…
…
カラカラ
ヒュー…
窓を開けると少し篭っていた部屋の空気がガラリと変わる
「どうかしましたか？…ぼーっとして…」
白い服に身を包み、いつも通りの表情でこちらを見つめているこの人は
最近ではただの相談相手になっている
「いえ、……ただ………まだ現実味がなくて」
「……仕方ないですよ。まだ目覚めて３日…ましてや、3年間も眠り続けていたんですから…」
蓮「……3年…ですか…」
………
…
あの日から、
もう3年もたったらしい
実感は湧かないがコレでも俺は今、14歳…中2になった…らしい…
この町は俺たちが住んでた町じゃなく、3年前に姉が引っ越してきた町…らしい…
母さんと父さんはあの火事で亡くなり、
姉は今、ボーダー？…という、組織で働いて…いる？らしい…
？？？
正直、何もかもいきなりで知らないことばかりだし、姉さんにもまだ会えていないから確信もできないし
状況が変わりすぎて頭で整理ができていない
ただでさえ3年たったと言われて驚いているのに…
でも、
そんな状況でも一つだけハッキリと理解していた…
蓮「やっぱり……母さんと父さんは死んだんだ…」
「……蓮くん、その」
蓮「あっ！大丈夫です！ただ、やっぱりかぁって、納得したって言うか！心配しないでください！！」
そう、"両親の死" …だけはすぐに納得してしまった
やっぱり…と、そう思ってしまった
「……あっ！そうでした、今日はまたリハビリが終わったら面会者が来られますから、今のうちにゆっくりしててくださいね。」
蓮「っ…わかりました。」
この３日間毎日来ている
今の俺たちの親代わり？の人
今の状況や姉さんのこと両親のこと、ボーダーのことを俺に教えてくれた人
林道さん
凄くいい人なのはわかるのだが
ただ…
……
…
迅「おぉ〜君がウグイスの弟だな？」
小南「………」じー…
宇佐見「…小南見過ぎだよ」
烏丸「…似てるな」
木崎「おまえら彼がびっくりするだろ、あんまり騒ぐな。」
蓮「…だれ？？？」
林道「ボーダーの仲間だ。今日は会いに来たいって言うもんだから」
そう、こんな感じで
いつも俺には事後報告…びっくりするからやめてほしい
…
…
蓮「……やっぱり姉さんはまだ」
林道「来れそうにない…」
蓮「そう…ですか…」
林道「すまんな、まだ心の整理がついてないみたいなんだ」
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蚊帳 - 気長に抗酸化待っています！ (2022年9月15日 21時) (
レス) id: e110b29402 (このIDを非表示/違反報告)
みなか - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年6月8日 22時) (レス) id: 8f3f0cf387 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続き待ってます！ (2021年12月28日 12時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 他作品に失礼します。ホリミヤの｢うるさい。あとやかましい。｣の作品の方はもう更新されないのですか？ (2021年10月28日 18時) (レス) id: becaa0688f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruu | 作成日時：2021年9月20日 15時
