婚約者から愛される方法【五条悟】

悟side ページ21

健人「Aさん、お久しぶりです
またお綺麗になりましたか？」



貴方「七海くん！
お久しぶりです、今日はお越し頂きありがとう御座います」




琢馬「ホント…いつ見ても神々しい」



ブスブス言い過ぎたせいか、
自己評価が低いあいつ。



貴方「ありがとう御座います」



平気でああいう顔するんだよねー、知ってる奴には。




硝子「五条〜知ってる？」




悟「なに」



硝子「ソレ嫉妬って言うんだよ〜」



悟「頭湧きすぎ」




嫉妬？
違う。
ただ…




悟「気に食わねぇ」



硝子「嫉妬してるやつがいる」



七海「お久しぶりです」



いつまで笑い合ってるわけ？
人には他所に行くなって言っといて。




貴方「悟くんがいてくれたので…何とか」




琢馬「相変わらず、強いこった」




貴方「はい！とてもカッコよかったです！
久しぶりに守られたような気がします」





何人の話で頬赤らめてんだよ、あのバカ。





硝子「見て、ニヤけてる」




健人「鳥肌ですね」




悟「なんか言った？」




最近、自分の異変に気づいてる。
でもそれを簡単に認めたら、あいつは今までの事を無かったかのように俺を受け入れる。




貴方「悟くん」




ああやって優しい顔で笑って




貴方「中に入ろう？」



俺の手を取って、先へ行ってしまう。




悟「オマエ、はしゃぎすぎ
ガキか」




突き放したい。
こいつが嫌い。



貴方「フフ！
だって…嬉しんだもん」




それなのにAはその倍、



硝子「可愛いなぁ…俺の嫁」




悟「アフレコすんな、しかも絶対思ってないから」




俺のドツボを突いて、こじ開けようとする。
俺は絶対に…



健人「本当に…ガキだな…」



琢馬「すね…」




悟「あ？」




こいつに見合うようになるまで、自分の気持ちを認めない。

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