婚約者から愛される方法【五条悟】

趣旨 ページ14

硝子「それで、悪役になれそうなの？」




貴方「あ！忘れてた〜」




硝子「だと思った」




私は硝子にご飯を出す。




硝子「んで…なんでこいつがいんのよ！！」




悟「ここ俺ん家でもあるし」




貴方「またそんな事言う」




私は悟くんの濡れた髪にタオルをかける。





貴方「また拭き忘れて」




悟「拭いて」




貴方「全く…仕方ないなぁ」




硝子「っておい！
そこはそのタオルをこいつの首に巻き付けて締め付けるでしょ？「オマエ何真顔でいってんの」当たり前でしょ」




私は白い髪を丁寧に拭いていく。
悟くんはやっぱり童顔だね。




貴方「悟くん」




悟「な……」




私は振り向いた悟くんの額にキスをする。




貴方「硝子、コレも悪役の種になる？」




硝子「いや…まぁそうなるのかな？
こいつがアホ面になってるし」




貴方「ぷっ！ははは！
ホントだ、悟くんそんなに嫌だった？」




美人が台無しだよ。




悟「…してんだよ」




貴方「え？」




悟くんは耳を赤くして言う。





悟「なにしてんだよ！ブス！」




硝子「小学生」




悟「不意打ち…」




悟くんに守り神の御加護があらん事を。
これで当分は大丈夫だね。




貴方「口は流石に可哀想だから」




硝子「食われるの間違いだよ」




悟「うるせぇ」





悟くん、不意打ちに弱いから。




貴方「可愛い」





悟「潰す」




貴方「どうぞ」




硝子「ハハハハ！！いいぞ、今物凄く悪役っぽい！」





なんだろう。






貴方「もう一回キスしてあげようか？」




悟「ふざけんな」





物凄く楽しい。

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