婚約者から愛される方法【五条悟】

悟side ページ13

何事も無かったかのように笑顔で受け流して、
三ノ宮家の娘を帰したA。




志乃「悟！」




悟「志乃、なんでここに？」





志乃「ちょっとAに用があってね？」




そう言って、俺達はキスをする。
志乃は俺のズボンに手をかける。



悟「神聖な場で」




志乃「今更」




悟「まぁ確かに」




さっきのストレスを別の行為で発散…




「きゃぁ「落ち着いてください」しかし」




貴方「この二人はコレが普通なんです。
お二人ともココでは止してくださいませ」




まぁ、さすがと言えばいいのか。
笑顔を崩さず志乃の服を整える。




志乃「ご…ごめん」




貴方「いいえ、お姉様に羽織を」




「畏まりました！」




Aは自分の羽織を着せる。




悟「オマエ…」




貴方「はい？」




着流しの胸元が開けてる。
俺はそれを整える。




志乃「あんた…もしかしてここでお風呂入ったあといつもこうなの？」




貴方「？？
はい…女性しか居ないのでこの場には」




「A様は男性がいても「なんて？」あ…」



分かってたけど？
いや…こいつのなんでもねぇけど？




貴方「あの…？」




志乃「お…襲われたり」




貴方「……アハ「じゃねぇだろ！！」でも免れましたし」




Aは羽織を受け取って、また志乃に着せる。




貴方「姉様を奥の部屋にご案内してください」




「畏まりました、志乃様こちらへ」




俺は志乃を見送ったあとAの肩を掴む。




悟「オマエ…なぁ…」




この白い肌に俺以外の奴が触れた？




貴方「悟くん？」




悟「もしかして…「初めては悟くんですよ」…」




顔を紅くして恥ずかしそうに言う。




貴方「その…あまりそういうのには疎くて、
色気がないのでご心配なく」




色気がない？
こいつ本気で言ってんの？




貴方「きゃっ！」





整えた胸元を開けて、肩に噛み跡をつける。




貴方「な…っ…な！」




…こいつ。




悟「気をつけろ、バーカ」





本当…抱きたくなる。
この気持ちが矛盾になるのが嫌なんだよ。

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