【カラ松】ぽかぽか系女子2

第85松 ページ49

カラ松「ふぅ…ご馳走様ハニー、すごく満足だよ、美味かった！」


A『どういたしまして、そう言ってもらえて嬉しいよ。ありがとうカラ松くん♪』



お弁当を食べ終え、再びカラ松くんの乗りたいアトラクションへ向かう。
その向かったアトラクションというのは



[それではまもなく発車致します。]



ﾋﾟｰｰｰｯ！


遊園地内の景色をゆっくり楽しみながら一周走る汽車である。
汽笛が鳴り、ゆっくりと動き出した。



A『あ、あれ最初に乗ったバイキングだ！もう一回乗る？(笑)』



カラ松「えっ!?は、ハハ〜ン？ハニーが乗りたいのならいいぜ？俺は別に怖くないからな？」



A『いや足震えてるよ？ごめんなさい嘘だよ安心して？』


カラ松「よ、良かったぁ…。そういえば結構絶叫系に乗ったが、ハニーはもしかして絶叫系好きなのか？」



A『うん、実は結構好きなんだ。カラ松くんはひょっとして穏やか系のが好きなのかな？』



カラ松「ああ。ゆっくり堪能出来るからな！それに……」



ｷﾞｭｯ……


カラ松「こうしてゆっくり長く、お前と居られるから。」



手を絡めて優しい声色でそう言った。
確かにこういう穏やかなのも、時間が長く感じられていいかもしれない…。



A『そうだね。』


彼の手をゆっくり握り返して微笑み返した。



子ども「あー！」


子どものパパ「はは、どうだいい眺めだろう？
……おっ？あれ見てみ？」



楽しそうに景色を見ながら前の席に座っている親子。
子どもも楽しそうにしているが、特にお父さんの方がすごく楽しそうだった。



そういえば私も小さい頃………


(回想)

父「どうだA？風気持ち良くて最高だろう？」


A『うん！』



父「おっ、あそこにお花咲いてるぞA？おっ、あとあそこにパンダさんの乗り物も！
おっ、Aメリーゴーランドあるぞ！
汽車終わったら何に乗りたい？」


A『んとねぇ、メリーゴーランド！』


父「メリーゴーランドだな！よーし、後でお父さんと乗ろうな！」


A『あはは、わーいやったぁ！』


・


・


・


お母さんが亡くなった後、お父さんと二人暮らしになった。お父さんの仕事が休みになったある日、遊園地に連れてってくれたことあったな……。
汽車に乗った時お父さんが私に景色を見せたくてすごいはしゃいでたのを覚えてる。



この前の席のお父さんのように、笑っていたっけ……？

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