【カラ松】ぽかぽか系女子2

第62松 ページ23

学生時代の時の同じクラスだった子達の雰囲気、お父さんの雰囲気、以前働いてた職場の雰囲気……
私は今まで、その雰囲気を壊さないように、嫌われないように人の顔色を伺ってやってきた。


その顔色を伺うのを長年やってきた為か、この人何だかいつもとちょっと違うなって雰囲気を察する事が出来るようになった。


だからあの時カラ松くんが何だかいつもと違うかもなって、すぐに察した。



(回想)
カラ松「ハニーは優しいんだな…」


なんて言ってくれるカラ松くんだけど、本当は私優しくなんてないよ…？
だって私は……



ﾋﾟﾛﾝ…♪


[ハニー連絡を入れてみたぜ！元気してるか？＾＾]



スマホを見ると、カラ松くんからラインが来ていた。
そのラインのメッセージを見て何か違和感を感じる。


[今日はバイトが確か無い日だったか？
良かったら一緒にどこか行かないか＾＾]



カラ松くんは普段こんな顔文字のマークなんて使わない。
これはきっと…実は心のSOS!?



ﾀｯﾀｯﾀｯ…

(A)[うん！一緒にお出掛けしよう！]



なんて深く考え過ぎかもしれないけど。
いつからこんな心配性になったんだろう私は。



カラ松くんと会う約束をし。公園で待ち合わせをする事になった。



A『…！カラ松くん！ごめんね待たせちゃった？』


カラ松「いやいや俺が早く着すぎただけだ。
ふふ、今日もハニーは可愛いな。」



A『も、もう…。』


相変わらずサラッとそうやって照れるような事を…。



A『あ、ねぇ見てあそこにボート乗ってる人達居る！』


カラ松「おおボートかいいなぁ！俺達も乗ってみようか。」



いつもの優しい雰囲気のカラ松くん。
けどやっぱりどこか、ちょっとだけ暗さを隠してるような雰囲気もする。



ボート乗り場へ行き、早速乗って池を渡る。



A『すごーい！見て見て！』


水面に山々や青空が逆さまに映ってとてもきれいだ。
そしてよく見るとこれ



A『どういう座り方!?』


カラ松「もしもハニーが落ちると危険だからな。だからお前のナイトとして俺が守るぜ、Myプリンセス。」



プッ…プリンセス…って…
いやいやいやいや！



※カラ松の足の間にAさんが座ってる。

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