【カラ松】ぽかぽか系女子2

第61松　カラ松side ページ22

嫉妬…いや、ジェラシー…。俺にもジェラシーを感じる事があるなんてな。
だがこのジェラシー、果たしていいものなのだろうか？あまり強く抱いてしまうと俺は



A『カラ松くーーん！』


遠くの方から声が聞こえ、振り向いてみるとAが俺の元へ急いで走ってくる。



カラ松「A！どうしたんだ？」


A『はぁ…はぁ…これ。このサングラスカラ松くんのでしょ？はいこれ、忘れ物。』



汗だくになりながら俺の元へ走ってきたA。あぁ…何てきれいな汗…。
コインランドリーからだいぶ離れてたと思うのに、俺の為にこんなに汗を流して……



A『それと…何か…あった？』


カラ松「ほえ？」



そう聞かれ思わず間抜けな声が出てしまった。


A『何となくそんな雰囲気がしたの。大丈夫？』



カラ松「あぁえっと…ううん？何でもないさ。それよりまだ掃除が残っているだろう？ありがとな、Myサングラスを。」



A『そっかなら良かった。
あ、そうだった！ありがとうカラ松くん！
じゃあまたね。』



笑顔で手を振りながら、コインランドリーへ戻っていくA。
姿が見えなくなるまで見ているとチョロ松がやってきた。



チョロ松「いい子だねあの子。」


カラ松「ああ。」


チョロ松「お前好きになった子が本当にいい子かと心配してたけど、やっぱりお前見る目あるじゃん。
あぁいいなぁ…優しくて一生懸命掃除して、本当いい子だったなぁ…」



ｷﾞﾛｯｯ…!!!!



チョロ松「って何でそんな野獣みたいな顔で見てくんの!?」



カラ松「悪いがAは俺のハニーだ。ブラザーとはいえ譲らんぞ。」



チョロ松「別に取るわけないでしょ人の彼女。だからいい加減野獣みたいな顔すんのやめて。
それに……嫉妬して不安なら伝えてみてもいいんじゃないの？」



カラ松「…！」


チョロ松「まあ僕みたいな童貞が言えたものじゃないけど。って、お前も童貞だけど。つかみんな童貞だけどさ。」



このジェラシーを伝える……か……。

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