【カラ松】ぽかぽか系女子2

第45松　カラ松side ページ2

カラ松「Aにっ……伝えたい事があって来た……」


真っ直ぐAを見つめてそう発した。腕を掴んでいる手も、声も震えてるのが自分でもよく分かった。



A『伝えたい事…？』


カラ松「お、俺っ……俺は……っ」



ﾄﾞｸﾝ…ﾄﾞｸﾝ……ﾄﾞｸﾝ…ﾄﾞｸﾝ……



想いを伝える事がこんなにも



カラ松「……っ……」



こんなにも、心臓が張り裂けそうなぐらいに緊張するとは思わなかった。
こんなにも



A『………。カラ松くん……？』



好きな子が目の前に居るのに、目をつい反らしたくなるとは思わなかった。



胸がこんなに苦しくなるとも



カラ松「……っ、はぁ……」



思わなかった……。


さすさす……


なかなか言えずにいると、Aが優しく腕を撫でた。



A『いいよゆっくりで。落ち着いてゆっくりで…ねっ？』



と優しく笑いかける。
ああ……その優しさでまた更に心臓が跳ね上がるじゃないか……。



息をゆっくり吸い、ゆっくり吐いて落ち着かす。
そんなに変わらないと思うが、マシにはなったかもしれない。



そしてゆっくりと、口を開いた。



カラ松「最近あまり会える時間が少なくてごめんな、A。実は俺……
俺も……Aを見習ってアルバイトを始めたんだ。」



A『アルバイト？』



カラ松「ああ。お前はいつも汗水垂らして、ホコリまみれになりながらも一生懸命掃除をしてる姿を見て、感動した。
そんな姿を見たら、俺も何か頑張ろうと思えた。それとアルバイト始めた一番の理由は……



これもあるんだ。」



ポケットからこの前買った青いスマホを出した。



A『…！スマホ？』


カラ松「俺が持っていなかったから、なかなか連絡出来なかったりとかしただろう。でもやっと、お前とこれで連絡取り合ったり出来る！



まあ、その…正直な話だが、これを買いたくて始めたんだ。」



A『そうだったんだ。じゃあこれから！』



カラ松「ああ！A……」



息を吐き、真っ直ぐAを見つめる。



カラ松「出会った時、泥まみれの俺に優しく声を掛けてくれて嬉しかった。
いつも俺に笑顔を向けてくれて、嬉しかった。優しく接してくれて嬉しかった。

コインランドリーの掃除を頑張ってる姿、すごく美しくて輝いて見えた。



弁当を作ってくれて、嬉しかった。
タメで話してくれて、くん付けで呼んでくれて、嬉しかった___________！

第45松　カラ松side続き(イラストあり)→←扉絵:パート2のイラスト

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

今日のカラ松アイテム

カラ松の革ジャン

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す