ぽちゃ子の恋物語。番外編

ニカ千からの贈り物。その２ ページ2

後日…





再び遊びに来た二人の手の中には



何やら小さい箱が握られていた









千賀「ちょっとAちゃん

ここに座って」




言われれがまま、ソファの中央に腰を下ろすと



目の前に、千ちゃんが片膝をついて座る









パカッ…









A「ッえ…？」









その手に握られてる箱の中




キラキラ光る指輪が顔を出す









ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…









千賀「Aちゃん…俺と…けっこッ」








パコンッー…






千賀「イテッ」






鈍い音が響いたのと同時に


千ちゃんが頭を抱える






ニカ「おい千賀っなにやってんだよっ」



千賀「ちょっと一回やってみたかったんだよ

こうやって指輪渡すのっ」




ニカ「俺にやればいいじゃんっ」




千賀「えっ、ニカが俺にやってくれる側じゃないの！？」




ニカ「甘えんなっ」




千賀「なんだよーっもうすぐ一年記念日なのに…」







A「あ、あの…」









あたしの存在…忘れてませんか…？









千賀「あっAちゃんごめん！！！


冗談はさておき、この指輪、つけてみて？」







再び差し出された箱から、指輪を抜き取ると







ニカ「左手の薬指だかんなっ」




ってニカちゃんに言われた通り、



左手の薬指に差し込む









A「…………ッぴったり、」





ニカ「だろ〜」



千賀「よかった〜」






何が何だか分からないまま



キラキラ光る指輪を眺める






………綺麗。







ニカ「それは、お守り。護身用だかんなっ

外出るときは、ずっとしとけよ？」




A「…護身用？」




千賀「Aちゃんに、変な虫が付かないようにね」

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