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いつもの通学路から、病院へ向かう道へ曲がる。
毎日歩いていた距離なのに、足の痛みせいか長く感じる。
「ずいぶんゆっくりだな…あ、でも部活サボれるからいいか。」
灰崎が呑気なことを言うので、戻らなかったら虹村さんはどんな反応をするのか想像してみる。
そういえばさっき、灰崎に下の名前で呼ばれた。
初めて聞いたような…
「虹村さんお前の名前知らなかったんだな。」
あ、また名乗るの忘れた。
「つかお前おれの名前覚えてる？」
「え、灰崎でしょ？」
「下の名前」
「しょーご」
「なんかへぼい…」
文句を言われたので、文句を言い返すことにした。
「灰崎だって、さっき初めて聞いたんだけど。ずっとお前とかコイツとかってさー！」
「あーはいはい名前で呼べばいんだろ？Aちゃんね。Aちゃん〜」
チャラチャラした感じで呼んでくるので、なんだか腑に落ちない。
続けて文句を言うと、
「じゃあ今度から俺のことも名前で呼んでよ。」
「しょーご」
「即答？！」
「呼べばいいんでしょ？」
「心をこめろよ」
灰崎が顔に似合わないことを言いだしたので、思わずふきだしてしまった。
もう鞄もってやんねーぞ！とか言うくらいだから、送ってはくれるらしい。
「祥吾」
祥吾はニカッと笑って、手を引っ張ってくれた。
「いくぞ、茜。」
ラッキーアイテム
熊の木彫り
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ナイン(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。灰崎くんは実は良いやつなんだろうな、と思って書いてます。暖かい目でみてくれると嬉しいです。 (2018年7月5日 6時) (
レス) id: 2c81737552 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は私の彼氏兼教祖様 祥吾様私の息子みたいに可愛い 恩人でもある (2018年7月5日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイン | 作成日時：2018年2月9日 18時
