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今日は授業が終わって、部活に出ずにまっすぐ帰ることにした。
足が痛いので、念のため病院へ言った方がいい、と虹村さんに言われたのだ。


「お前帰んの?じゃあ俺も帰ろ〜」


部活は?と聞くと、灰崎にヘラヘラ笑いながら流された。
でも、歩きづらそうにしてる時に鞄を持ってくれたから、ちょっと嬉しいかも。
いつもちょっかい出してくるときとは違って、穏やかな感じ…


「灰崎−−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!」


え?!

昇降口で靴を履き替えていると、どこからともなく虹村さんが飛んできた。
灰崎を捕まえて、頭にぐりぐりと拳を押し付けている。


「灰崎テメェ!何帰ろうとしてんだよ!またサボる気か!」

「いててててててっべ、べつにサボったりなんか…こいつが大変そうだから送ってやろうと思ったんすよ!!」


灰崎がこっちを指さして、ようやく虹村さんが私の存在に気付いたらしい。
パッと灰崎を開放すると、足の具合を聞いてきた。


「これから病院に行こうと思ってて…」

「そうか。それがいい。で、灰崎なんかと友達なの?」

「クラスメイトです。」


「なんかってなんすか!」という灰崎の主張は無視する虹村さんの質問に答えた。


「つーか2人こそ知り合いかよ!」

「俺バスケ部部長」

「美術部部長」

「あー…なるほど。」


灰崎が苦笑いで虹村さんと私の顔を見る。
虹村さんは、何かをたくらむように笑っている…?


「じゃあ、今度から灰崎がサボっているところを発見したら報告してくれ!」

「なんでだよ!!つーかAにカンケーねーじゃん!」

「ねーじゃん?」

「…ないじゃないですか」

「まぁそうだな…ん?A?」


あ、そういえば、自己紹介をしていなかった。


「じゃあ灰崎、今日はどうせお前だけ外周だから、A送って戻って来い。」

「戻んの?!てか俺だけかよ!!」

「あ?文句あっかよ」


虹村さんは眉間にシワを寄せ、ボキボキと手を拳を鳴らして…こ、こわっ!


「わーったよ!行ってくりゃいんだろ?!」

「お前行く気無かったんだな…あと戻ってこなかったら明日練習3倍」

「行ってきます!」


灰崎が虹村さんを嫌っていたのはこういうことか…自業自得では?と思ったけど、さらに虹村さんが怒りそうなので口にはしないでおいた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 灰崎祥吾 , キセキ   
作品ジャンル:恋愛
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ナイン(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。灰崎くんは実は良いやつなんだろうな、と思って書いてます。暖かい目でみてくれると嬉しいです。 (2018年7月5日 6時) (レス) id: 2c81737552 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は私の彼氏兼教祖様 祥吾様私の息子みたいに可愛い 恩人でもある (2018年7月5日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナイン | 作成日時:2018年2月9日 18時

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