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仲間たちと過ごすのが、僕の至福の時間。
学食のテーブルに食事を載せたトレイを並べて、お喋りをしながら昼食を取る。
灰崎は今日も来ないか。
まぁでもその代わりと言ってはなんだけど、橙さんが参加しているから、いつもより会話が弾んでいる。
「え、駄菓子屋さん行ったことないの？」
「ほらAちん、赤ちんはおぼっちゃまだから〜」
紫原、そんな言い方されると、少しさみしいな。
「でも、以前紫原にもらって食べたことはあるよ。まいう棒…だったかな？」
「まいう棒コンポタ味ね。初心者にはだいたいそれ〜」
「スナック菓子は口の水分取られるよね。ヒモQとかわたパチが好きだなー」
「あ、俺パチパチのやつだけよく買ったわ」
「僕はヨーグルトのやつを。」
みんなそれぞれ好みの駄菓子を言い合っていると、真太郎がため息をもらした。
ちなみに俺は…特別好きなものはないかな。
母さんが作ってくれたお菓子が好きだったのは覚えている。
「体に悪いのだよ！添加物だらけではないか！」
「だからうめーんじゃん。」
「青峰くん、それだと駄菓子ではなく添加物が好きみたいですね。」
ポツリと「でも1度くらい行ってみたいなぁ。」と呟くと、橙さんから提案があった。
「じゃあ今度駄菓子屋さんに行こうよ！お菓子だけじゃなくておもちゃも売ってるんだよ〜面白いんだよ〜」
「え〜Aちん子供みた〜い」
「お前も子供なのだよ。」
「しるこばっか飲んでるやつに言われたくねーわな」
「なにっ」
「僕たちまだ子供ですから。」
楽しいな。
こんな賑やかな昼食は、きっと橙さんのおかげだろう。
友人に誘われることなんてなかなかないので、心が踊っていた。
そんなふわふわした空気で、駄菓子屋さんに行く予定を立てていた。
人の気配がして前を見ると、向かいに座っている橙さんの背後に、灰崎がそっと近づいていた。
「盛り上がってんじゃん。みんなで何話してんの？」
橙さんの小さな頭の上に顎を乗せて喋る。
本当に仲が良いね…自分の高ぶっていた気持ちが、少しずつ落ち着きを…いや、胸のあたりが少し騒ついた。
なんだろう、これ。
「駄菓子屋さんに行くんだ！祥吾も行く？」
「あー…俺パス。あ、A一個残してんじゃん」
すると灰崎は手を伸ばし、橙さんが食べようとしていたおかずを食べてしまった。
その時の橙さんの顔といったら…面白くて笑ってしまいそうになる。
「ひどい！好きなものは最後に取っとく派なのに！！」
「ざまぁっ」
ラッキーアイテム
熊の木彫り
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ナイン(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。灰崎くんは実は良いやつなんだろうな、と思って書いてます。暖かい目でみてくれると嬉しいです。 (2018年7月5日 6時) (
レス) id: 2c81737552 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は私の彼氏兼教祖様 祥吾様私の息子みたいに可愛い 恩人でもある (2018年7月5日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイン | 作成日時：2018年2月9日 18時
