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机に足をぶつけて、机の上にあったものがバサバサと音を立てて落ちていく。
「あーもう何やってんだよ」
ぶつけた拍子に転んで、床に尻餅をついた。
それを灰崎が腕を引っ張って立たせる。
随分おっちょこちょいな女の子だな、と思った。
「お待たせしましたー…あ」
「「あ」」
そうだ、この子は以前虹村さんが背負っていた子だ。
「えーと…あ、こっちがあかしくん?」
「あぁ、よろしく…一応生徒会選挙で顔見たことあると思うんだけど」
どうやら彼女は俺の名前をお覚えていないらしかった。
小動物のようにちょこちょこ動く彼女。
灰崎はあまり人付き合いが良くないイメージだが、さっきの橙さんとのやり取りで、仲の良さが伺える。
「生徒会長をやっていてね、君に絵の依頼をしたいんだ。」
「えっ」
「そう、絵。」
「赤司…今のは違うのだよ。」
わかっているさ緑間。
フフ、なんだか面白い子だなぁ。
説明した後了承を得て、原稿用紙を手渡した。
「出来次第、今月中に俺か緑間に渡してくれると助かるよ。」
そういえばと思って、緑間を紹介すると「知ってる」と返された。
「虹村先輩に助けてもらった時、足捻挫したの。それで行った病院が緑間んちだって、後から祥吾に教えてもらった。」
へぇ、この子は何かとバスケ部に繋がりがあるようだ。
そうだ、ちょうどいい。
「そういえば橙さん、灰崎と仲良いみたいだね。」
「?うん。」
「彼、あんまり部活に来てくれないんだ。前ほどひどくはないんだけど…君から参加するように言ってくれないかな?灰崎と仲良い君のいうことなら、聞いてくれそうな気がするんだ。頼めないかな?」
図々しいかったかと思ったが、彼女はあっさりと了承した。
そしてその日から、灰崎はよく部活に顔を出すようになった。
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ナイン(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。灰崎くんは実は良いやつなんだろうな、と思って書いてます。暖かい目でみてくれると嬉しいです。 (2018年7月5日 6時) (レス) id: 2c81737552 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は私の彼氏兼教祖様 祥吾様私の息子みたいに可愛い 恩人でもある (2018年7月5日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナイン | 作成日時:2018年2月9日 18時