【黒バス】トリップ少女が自分の世界に帰った後のお話

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じゃあとりあえずと、ノートの方から見ようと言うことになった

それは誰からと言うわけではない


私は手の中にある一冊のノートを開く

一ページ目には何も書いておらず、文は二ページ目から始まっていた。





『今日から日記？じゃないけど書き始めることにした。

理由は緑間が部活に行っている間暇だからというだけ。

これは愚痴の墓場だし、とりとめのないことを書いていくつもりだ。』





ふと横でノートを覗きこむ赤司さんを盗み見た

その表情は無に近い感じで。

もしかしたら見たことがあったのかもしれない。





『緑間が過保護すぎて妹ちゃんがなんか可哀想

そのくらい大切にされてるってことなんだろうけど……。

その度に、申し訳なさがくるからなんとも言えない。

誰一人として私が妹ちゃんと入れ替わっていることを気付いてないのが良いのか悪いのか。

なんともいえないなぁ……(笑』





『今日はキセキについて覚えてるだけ書いていこうと思う。

行に余裕があったら自分のことも。』








「……あれ？」



そのページはなぜか破かれていて、それ以上へ読むことができなくなっていた。

理由はわからないけど……なにか理由があるんだろう

そこは気にせず次のページにいく





『赤司にバレた。最初はヤバイって思ったけど……でも、これはこれで結果オーライ。

話せる人がいるって、すごく頼もしい。』





それから先は、ほとんどが赤司さんとのことだった。


だけど、最後に書かれたページから２ページ前。


彼女の言葉に、胸が締め付けられた。

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