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私たちは急いで家まで来た
多分……机の中か鞄の中ではあると思うんだけどね
すると、もう目の前には自分の家
私は1人で探しに行く
「ちょっと探してきますので!」
「俺たちはここで待ってるから」
「はい!」
赤司さんと兄に送られて1人部屋へと向かう
靴だって脱ぎ捨てても、気にしない
やはりことの優先順位が違うから
バタバタと階段をかけあがり、部屋の扉を勢いよくあける
とりあえず鞄の中から……。
ノートって言っていたから、混ざってるかもしれない
昨日手に持っていた通学鞄を逆さにひっくり返す。
中に入っていた筆箱や教科書も一緒に乱れ出てきたが、そんなの気にしている暇はない
部屋は後で片付ければいい
筆箱や教科書類は横に流し、ノートだけを一つ一つページをめくって中を確認する
だけど、見つからない。
じゃあ、と机の中を見る
そこには予備に買ってあるらしいノートが数冊入っていた
これも同じようにページをめくって確認する
けれど……
「……ないよぉ」
頭の中がごちゃごちゃ
期待した分空回り
唸りながら散策を続ける。
この場合、鞄の中や机の中じゃなくて、少しあり得ない場所とかに隠したりしているのだろうか
ベットの下……は、ない
それはそうだよなー……さすがになぁ
ため息をつき、部屋を見渡す。
すごい散乱具合。
つい苦笑いしてしまう
……あ
ふと視界にはいったのはクローゼット
ここ広いし段ボールとかも入ってるから、隠しやすいかも。
近づいて開き、死角になっている部分を見る
すると、そこにあったのは見た記憶のない小さな箱
ゆっくりと箱の蓋を開く
中には、目的のノートが入っていた。
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ユイ(ayamea)(プロフ) - キャーーーーー!!待ち遠しい!頑張って下さい!! (2014年4月17日 21時) (レス) id: cea22bda8f (このIDを非表示/違反報告)
楓菜(プロフ) - 皆さん……!!本当ありがとうございます!!出来る限り早く作成します!!! (2014年4月14日 21時) (レス) id: 634ed27c9f (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - イヤッフーーー!!!←← 続編楽しみでっす!!楽しみに待ってます!!(^p^) (2014年4月11日 23時) (レス) id: 7f9580b3a1 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - 続編めっちゃ楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2014年4月11日 21時) (レス) id: b59090a3dc (このIDを非表示/違反報告)
☆SIZUKU☆(プロフ) - 続編読みたいです!いくらでも待ってます!楽しみにしてます!頑張ってください! (2014年4月11日 21時) (レス) id: 17f1126cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓菜(pholx) | 作成日時:2014年3月13日 9時