カノキド詰め

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準備運動、のようにまずはパーカーの下のジャージを脱いでみた。



「っ」



これだけで随分露質面積が広くなったと思う。



なんか、こんなことするのは久しぶりで、とても恥ずかしい。





「キド―居るー？入るよー！」


「えっ、あ、ちょ、おい＿＿＿＿っ！」



俺がいい終わる前にコイツは入ってきやがった。



「お前！まだ俺が着替えてたらどうするんだ！！」


「・・・・キド？どうしたの・・・、」


「は、」



「服！ジャージ脱いだの！？すッごく可愛痛い！！」



「うわああああああ！！！見るな！！！」


「ごめん！ごめんって！痛い！痛いけど凄く可愛い！！」


ハッとしたように冷静になった。


そうだ、自分らしさを出すんだ。



「・・・、」



「キド？どしたの？」


「・・か、・・・・可愛いか、」



「えっ」



「可愛いかと訊いている！」




「は、はいっ！凄く可愛いと思います！」



「・・・そ、う、か・・」




なんかバカバカしくなってきた・・・。




「キド、本当に可愛いよ・・・。」



「は、」



「あは、風邪引いたかも、なんか体が熱いや」


「何行ってんだお前、」


「えへっ、ねぇ、キド。そろそろご飯にしない？」


「ん、そうだな。」





：




：




：









「ねぇ、キド今日のご飯な＿＿＿＿＿＿」



「マリーちゃん、どうし＿＿＿＿＿＿＿」



マリーとキサラギは俺を見て突然止まった。



「マリー？キサラギ・・？」



「「きゃ―――――っっ！！」」


「！？」


何もかもが唐突で吃驚する。



「ま、マリーちゃん！キドさんが脱いだよ！！」



「うんっ！キドすっごく可愛い！！」



「脱いだって・・・・いや、うん、ありがとう。」



そう言って俺がにこっと笑ってみせると二人は「お母さんみたーい！」などといってまたきゃっきゃうふふとしている。



案外、こういうのも悪くないかもな。

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