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「ただいまー、キドー?居るー?」



アジトに帰ってきたがリビングにキドが居ない。



いや、もう夜なんだし。部屋か。

























「キドー?入るよー」



そう言ってキドの部屋の扉を開けようとすると部屋の中から「あ・・・っ!」という声が聴こえてきた。


_(あ・・・っ?)




そのまま扉を開けると予想外の光景が目に映った。



「シン・・・タロー・・・君?」




そこには床に座り紺んでいるキドとシンタロー君。


キドは泣いていてシンタロー君の服の袖を小さく掴んでいて、


シンタロー君は僕を見て何かとても焦っている様子。





「え・・・っと・・・・」



「うわああああ!!カノ!違う!勘違いしないでくれ!!」



僕やシンタロー君のような年頃の健全男子が今考えることはたった一つだろう。




____いや、まあ見ればわかるんだけどさ。




「あは、なにを勘違いするって言うのさ、あれでしょ?アジトに来てたら天気が悪くなってきてキドが泣いて仕方なくこうしている〜みたいなカンジでしょ?」



「ああ。そうなんだ・・・。」



キドとは長い間一緒にいるからね。それくらいのことわかるよ。



なーんてヘラヘラしたかんじで言ってるけどさ。



今結構、欺いてる、かも。




別にキドとは付き合ってるわけじゃない。僕からの一方通行。片思い。



でもさ、好きな子が違う男とこんな状況でイライラ、モヤモヤした嫉妬心を抱くのはあたりまえだと思う。



でも今回シンタローくんは何も悪くない。なのにこれでひどいことを言ったりするものならかなり理不尽になるだろう。


だから、当たらないように、欺いて。




「ん、ありがとう。シンタロー君もう遅いから泊まってく?寝るならリビングのソファになっちゃうけど。」



「ん?あぁ、じゃあそうする。おやすみ。」


「うん、おやすみ。」



そう言いながらひらひらと手をふって見送ったらここからが本題。

3→←カノちゃんが嫉妬するだけ。



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雨ノ宮心音(プロフ) - 最後の方、一番面白くてキュンキュンしてニヤニヤが止まりませんでした(* ̄ー ̄)私の作品も見てくれたら嬉しいです♪ (2016年7月4日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん - 鼻からケチャップが... (2014年12月21日 0時) (レス) id: a5ead65ef3 (このIDを非表示/違反報告)
パル♪ - カノキドヤバイ…(о´∀`о)もっと書いて下さい応募してます!! (2014年5月29日 14時) (レス) id: dfaea13f5e (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 作者です!うわあああああ皆さんありがとぉおおおお約半年間きてないあいだに……コメントとか評価とか嬉しすぎます!!!!!!!結婚しよ!!!! (2014年4月3日 0時) (レス) id: 3ed457b71c (このIDを非表示/違反報告)
夏鈴 - これいぃー3回ぐらい同じの見ましたwどんどん書いちゃってください!!!! (2014年3月30日 21時) (レス) id: d7a5a8abcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのこ | 作成日時:2013年7月14日 19時

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