カノキド詰め

相談乗って　　（リクエスト） ページ11

※モブキド注意いいいいいいいいいい※



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僕は小さい頃からキドが好きだった。好きで好きでたまらなかった。




でもさ、想っていれば叶うとは限らないんだよね。



僕からどんどんキドが離れていく気がしてさ。




「カノ、俺に恋人ができた。」



頭の動きが遅くなったかもしれない。




キドの言っていることが分からなかった。



「ん？なんて？」



「だから、恋人ができたんだ。」



「恋人ってなんだっけ。」


「おい、大丈夫か？彼氏ってことだよ、彼氏。」



「あ、あぁ、そうだね」



「なぁ、カノ、俺の相談乗ってくれないか」


「なーに？その恋の相談？」


「そうだ」


「・・ふーん」



涙が溢れ出そうだった。



そっか、キドに彼氏ができたんだ。



それで僕に相談に乗ってほしいんだ。





＿＿＿＿僕はどうするの？






相談に乗るの？




乗れば自分が傷つくだけなんじゃないかな。



じゃあ乗らないんだ。



乗ってあげなきゃキドが傷ついちゃうよ。







「うんっ、いいよ、乗ってあげる！」




自分はバカだと思う。






こんなに上手に欺いちゃってさ。

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