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企み - 4 ページ10

??「やれやれ…」

ツナ「お、大人ランボ!」

「!?」


大ラ「若きボンゴレ、幼いオレが迷惑をかけたようだな」


煙が消えると、そこには牛柄のシャツを大胆にはだけさせた伊達男がいた。


大ラ「ん?そのレディは、そうかAさんか。 こっちのあなたは素敵だが その初々しさも俺は好み…」


ドーン!


大ラ「んびゃっ!?」


先ほどまでクールに決めていた顔を情けなく歪ませる。

大人ランボの足の上にはなんと大きなハンマーが。


その持ち主は先ほどまで笑顔で正座していたはずのAだった。


現在は真剣な表情で目の前の男を見つめている。


「リボーンさん、この人は……!

この人はボンゴレが追っている凶悪犯罪者です!!

日本にいるとは聞いていたけど、まさか綱吉さんの家で見つけるなんて」


Aがツナとリボーンに見せた写真には、目の前の男とそっくりな人物が写っていた。


ツナ「ガーン 大人ランボってそっくりさんいっぱいいるのー!?

て、ていうかそのハンマーなにー!?」


リボ「こいつはすげぇ怪力の持ち主でな。

伸縮自在なハンマーを持ち歩いていて、戦闘時には巨大化させてぶん回すんだ」


ツナ「Aちゃんって力持ちだったんだ…」


説明の間にも、逃げ回るランボを追ってハンマーは何度も振り下ろされていた。


そのたびに部屋は大きく揺れ、棚から物は落ち、床にはヒビが入る。


何発かはツナに当たっていた。


ツナ「いてー!」


リボ「そのハンマーは大きさに関わらず1トン以上あると言われてるんだぞ」


ツナ「ありえねぇー!」


大ラ「落ち着いてください、Aさん」


ツナ「そ、そうだよ!そいつは人違いだって」


Aを制止しようとツナはよろよろしながら腕を掴むが、その怪力に勝つことはできなかった。


「この人の言葉に耳を貸さないで綱吉さん!詐欺も相当な数やってるの!」


ツナ「どうしよー!このままじゃ部屋がめちゃくちゃになっちゃうよ!

それにランボだって…」


リボ「ファミリーの危機はボスがどうにかするんだぞ」


チャキッ


銃を構え、撃ち、弾をツナの頭に命中させるまで0.1秒もかからなかった。

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作者名:波紋セラーノ | 作成日時:2020年4月26日 16時

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