運命の花屋さん (ページ3)

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オトギリソウページ3

私は、学校に行きたくない…―

私は紅瑠(くる)
学校でいじめにあっている。

今日も、私は無情で学校に行っていじめにあう。
「ねぇー、いい加減、がっくんに謝りなよぉ。」
いじめの主犯格、妃河(ひか)は、私がクラスメイトの雅玖(がく)くんをいじめていると言う。
本当は、妃河がいじめているくせに―…

「そうだよ！早く謝れよ！」
妃河は表向き、優しくて美人で人気者。
だから誰も妃河がいじめをしているなんて信じてくれない。

私はいつものように無視をした。
放課後、私は一人で帰っていると、
『”こっちに来てみて”』
どこからか女の人の声が聞こえてきた。
私はその声がする方へ歩いていった。
「いらっしゃいませ。」
そこはきれいな花がたくさん並ぶ花屋さんだった。

「あの…」
「お客様、なにかお悩みがあるのですか？」
「え…」

なぜ、それを…？

「じ、実は…」

私はすべてを話した。
学校でいじめられていて、学校に行きたくないことを。

「それでしたら、これはどうでしょう」

女の人は、きれいな黄色い花を出した。
「これは？」
「オトギリソウ。あなたにピッタリの花だと思います。」

じゃぁ、これ、買おうかな。
「じゃ、じゃぁ、500円で」
「ありがとうございます」

―学校
「私、今日でこの学校、辞めるから。」
私が言うと、妃河が喜んだ。
「あんたなんて、消えればいいのよ！」
「それと、これ、私の机に置いといて。」
私は妃河たちに花と手紙を渡した。
「何よ。気持ち悪い。」
「んじゃ。」

私はその日からみんなの前に現れることはなくなった。

「オトギリソウの花言葉は、「迷信・敵意・秘密・恨み(全般)」。
　あなたは、学校でいじめをしていませんか…―？」