赤バラ一輪 ページ2
俺は、林駆(りく)、24歳の社会人。
俺には、気になっている人がいる。
名前は、魅恋(みこ)。
俺らの出会いは、俺たちが21歳の頃。
社会に出たばかりの俺は、合コンに誘われ、居酒屋へ行った。
そこで魅恋と出会い、仲良くなった。
そして今日、二人で出かけないかと誘っておいた。
そこで告白するつもりだ。
「なにかプレゼントとか必要かも…」
なんにも用意してない…！
『”それならいいものがありますよ”』
どこからか聞こえる甘い声が俺を誘導する。
「わぁ…！」
俺が甘い声につられて行くと、そこに見たことのない花屋さんがあった。
「きれい…魅恋になにかあげようと思っていたけど…こんな偶然？あるのか！？」
「お客様、誰かにお花をあげるのですか？」
俺に声をかけたのは、花のようにきれいな女の人だった。
「あ、あなたは？」
「私は、ここのオーナーです。
どんな方にお花をあげるおつもりですか？」
「あ、今日、俺が気になっている人に告白しようかと…」
「出会いのときは？」
「俺が合コンに行ったとき、一目惚れしました…」
なんか…恥ずかしいな。
「それでしたら、赤バラを一輪はどうでしょう。」
「あ、そ、それがいいです。」
「では、300円になります。」
「はい。」
俺は、オーナーさんに300円渡し、花を受け取った。
「告白、頑張ってくださいね。その花が、あなたに勇気をくれるでしょう。
そして、俺は、告白し、付き合うこととなった。
「赤バラ一輪の花言葉は「一目ぼれ」「あなたしかいません」「あなたを愛しています」「愛情」
あなた達は、一生愛し合えるでしょう。」
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作者名：ルピー | 作成日時：2023年3月8日 14時
