chaosと書いてケイオスと読む② (ページ14)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:1,444 hit

夜空の星は地に墜ちるページ14

「まだやる気なのか。」
眼下に何やらコソコソ動くやつがムオンを回収しているのが見えた。
「そんな小細工をさせる前に終わらせてやろうではないか。」
無数のサーベルを喫茶店の前に突き刺していく。
「これで出られまい。」
街の中心部にビルへ向かう。街の中ではひときわ高くそびえたっている。
「もとより、このつもりだったのだ…。彼らには少し悪いことをしたかもしれない。しかし、彼らは我が盟友を放逐した…。あぁ、憎い。こんな世界など滅んでしまえばいいのだ。」
ビルの上空で止まる。
「雰囲気を出すか…森羅万象第3楽章表象展観！」
今まで昼だったのが突如夜になり、月は赤い満月となった。赤い満月はアルタイルを黒いシルエットにした。
「セツナ、今、あなたのもとへ向かうから…」
ドラム式マシンガンを構える。
「暁の星よ、余に力を与え、我が復讐を成功させん。全てを無にし、再び有にせよ。」
アルタイルを中心に大きな魔方陣が形成されていく。その魔方陣は徐々に大きくなり街を完全に包み込んだ。街のあちこちから上へ光の線が伸びていき、その光の柱から別の光の柱へ光の線が伸びていき、六芒星を形成する。
「っ…この規模となると余にも厳しいか…しかし、盟友を救うためなのだ…。」

無音のカード→←夢音の再開