【文スト】参謀とは。4

災厄の予兆とは。 ページ29

No side


数日後。

異能戦争後のごたごたも少しは収まり、街には活気が戻りつつあった。


もっとも、異能特務課は後始末、武装探偵社は新人社員の入社祝い、ポートマフィアは勝利に乾杯＿＿など、各自忙しそうだが。



そんな、小さな平穏が漂う夜の横浜で未来を予測する者が三人。









包帯を巻いた男は言った。


本当の厄災には、新しい双黒が必要なのだ＿＿と。








金色の瞳の参謀は言った。


奴が動く日は、そう遠くない＿＿と。









白い帽子を被った魔人は言った。


共にこの地を罪深き者の血で染めよう＿＿と。









異能戦争は、一つの山が噴火したに等しい。




だがこれから起こる厄災は、一つの山では済まされない。








次の勝利は誰の手にある？







彼らの瞳に映る未来は何色？








結末は、その時にならなければ誰にもわからない。









少女は言った。









このまま、莫迦みたいな日々が続けばいいのに＿＿と。

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