白カネキくんの攻略本

＊攻略２＊ ページ3

私は、攻略本を取り出して今あった出来事をメモった。





《カネキは、人間にも優しい。》





書きながら、私も微笑んだ。





カネキは、誰にでも優しいんだなぁ。









その後、男の子とそのお母さんを見送ったカネキは、公園から出てきた。





わっ！！やばい！気づかれる汗





私は、急いで隠れようとした…………





つもりだった。





「A………隠れなくても気付いてるよ……(笑)」





突然、後ろから掛けられた声にびっくりした。





『えっ！！？い、いつから！？汗』





「…Aが、公園に来た時からだよ。ていうか、丸見えだったよ…(笑)」ｸｽ






わっ、笑われた！！！////





くそー、完全に隠れたつもりだったのに…





『相変わらず、カネキは鋭いね……』





「…うん、僕はどこにいてもAを見つけることができる。」





『………えっ……』





……それは、どういう……





カネキを見ると、少し頬が赤くなっていた。






かっ、勘違いしちゃうじゃんかっ………///






「…それよりA、さっき何を書いてたの？」





『…あー、いや、あの』





「…あ、昨日の攻略本とか言ってたやつ？」





分かってんじゃん…






「…そんなに僕の事が知りたいの？」





『…え、まぁ、うん。』






カネキの彼女でもないのにこんな事を思うのは、おかしいかな？






「…そっか、じゃあ僕の彼女になって。」





ん？ん？ん？ん？ん？





なんで、そーなるっ！？





え、え、ぇ！？///





「…だって、僕のこと知りたいなら僕の彼女になった方が手っ取り早いよ？」ﾆﾔ





また、カネキがたくらんだような笑みを浮かべる。





…………まぁ、でもカネキの言う通り、そのほうが手っ取り早いのかな？






私は、少し考えてから





『…うん、いいよ！』と、ＯＫした。





普通、告白の返事というのは、もっと改まってするというのに、軽く返事をしてしまった。





「じゃあ、今日から僕の彼女だよ。A』ﾆﾔﾘ







…………あれ？何だろう………カネキから、ものすごいＳなオーラが………汗







ということで、今日からカネキの彼女になった。

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