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「なんだ、元気そうだな？」
「っ！？な、にいきなり。ビックリした……」
いつも通り自分のデスクでカタカタとキーボードを叩いていたら、横からずいっと私の顔を覗き込んだグルッペンがそんな事を呟いた。仕事中なので流石に叫ぶことはなかったが、あまりにも突然だったので心臓が勢い良く飛び跳ねさせられる。
「いや、Aが元気ないから少し気にかけてやってくれとトン氏に言われたんだが……資料作りながらニヤついてるような奴が元気ないとは思えんな」
「え、ニヤついてた？」
「あぁ」
「何それ恥ずかしい……」
グルッペンに指摘されてから慌てて口元を片手で覆い隠す。確かに私は今資料を作りながらも今朝のうさぎさんを思い出してほっこりしていた所だったが、顔に出てたなんて。
それよりも、トントンに余計な心配をかけさせてしまったようでとても申し訳ない。トンくんの力になりきれない事で少しばかり沈んでいたけれど、私はまだ全ての手を尽くした訳でもないのだから落ち込むには早過ぎる。落ち込んでる暇があるなら彼のために出来ることを必死で考えよう、そう結論付けたので今の私は普段通りの私だ。
「昨日ちょっとした事で悩んでたんだけど、解決したからもう大丈夫だよ」
「そうか。……ひとつ聞きたいんだが」
「ん？」
「A、お前彼氏でも出来たのか？」
「……え、なに？彼氏？」
唐突なグルッペンからの質問に思わず聞き返してしまう。まさか彼からそんな事を聞かれるとは思いもせず、空いた口が塞がらない。何がどうしてそうなった？
「最近必ず定時で上がるだろ。呑み会は断るわ、落ち込んだかと思えば急に元気になるわ、トン氏に隠し事はするわ……怪しすぎる」
「定時で上がるのは当たり前では……？相変わらず彼氏なんていないよ。というか、隠し事ってなに？」
「落ち込んでる理由をトン氏に話さなかったらしいな？何かあればすぐあいつに泣きつくお前がはぐらかす程の理由、もしや男では？と思ったんだが」
「そんなわけ……。私にだってトントンには話せない乙女の秘密くらいあるって」
「……そうか。まぁ、そういう事にしておこう」
「ねぇ、まだ疑ってるよねそれ？本当に違うからね！？」
クツクツと笑い声だけ残して自分のデスクへと戻っていくグルッペン。何だか面倒な疑いを掛けられてしまったなぁ、と重たいため息が吐き出される。何か上手い言い訳でも考えておかなければ。
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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