茶目っ気とプレゼント ページ10
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寄り道をしたら普段より大分帰りが遅くなってしまった。片手に紙袋を揺らしながら、もうすっかりと夜に沈んでしまった帰路を急ぐ。今日はトンくんへとあるプレゼントがあるのだけど、喜んでくれるだろうか。
「ただいまぁ」
「あ、おかえり」
「ごめんね、遅くなっちゃった」
「んや、今日もお疲れさん。今お風呂沸かそうとしとったんやけど、先に夕飯食べる？」
「いつもありがとね。そうしよっかな」
「りょーかい。鞄と上着もらうな」
玄関を開ければトンくんが洗面所の扉から顔を覗かせた。きっと遅くなってしまったから追焚きしようとしてくれていたんだろう。申し訳なさを感じつつ、手馴れたように私の荷物をリビングへと運んでいくトンくんを追いかけた。
「今日は仕事忙しかったん？」
「や、ちょっと買い物してて。これこれ、トンくんにプレゼント」
「え、俺に？」
私が手に持っていた紙袋を指させば、トンくんが驚いたように数回瞬きして首を傾げる。本当ならもっと早く渡すべきだったのだけど、すっかり忘れてしまっていたものだ。
「私と同じスマホ。連絡手段ないと何かあった時に困るし、これがあればネットで色々調べることも出来るからね」
「スマホって、それ、高価なもんやろ……？持ち歩けるパソコンやって言うくらいやし」
「スマホなんてみんな当たり前に持ってるし、二台目ならそんなに値段しないよ。ご飯食べ終わったら使い方教えてあげるね」
「そ、そうなんか。ほんま、貰ってばっかで申し訳ないなぁ……。けど、調べ物出来るのは助かるわ。ありがとな、A」
「ふふ、どーいたしまして」
トンくんは最近図書館で調べ物をしているみたいだが、スマホがあればもっと調べられる幅は広がるだろうし、きっと役に立つ筈だ。今日みたいに遅くなる日は事前に連絡出来るし。こんな当たり前にある便利なものを今まで忘れていたなんて、私はとんだ阿呆である。
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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