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「……何してんすか、先輩ら」


 背後から聞こえた声に振り返ればショッピ君が立っていて、怪訝そうな視線をこちらに向けていた。


「お、ショッピ君ええとこに来たな!」

「すまん、こいつ連れ帰ってくれへんか」

「そのつもりで探しとったんで」

「待て待て!ちょ、ショッピ君に協力して欲しいんやけど」

「は?」


 コネシマの提案に俺も何をしでかす気だ、と首を傾げる。嫌な予感しかしないが。


「ほら、喫煙所にAおるからさり気なーくあいつに彼氏出来たんかって聞いてきてや」

「何で俺が。てか、Aさん彼氏出来たんすか?」

「確信はないけど、そんな気がすんねん。後輩のショッピ君ならあいつも素直に教えてくれるんちゃうかなって」

「まぁ、確かに俺とシッマが聞くよりかは茶化さへんショッピ君の方が話しやすいかもしれんけど、そんな詮索してやらんでもええやろ」

「何でやトントン!?お前が一番気にしとるやろ!?」

「いやシッマの方が気にしとる気すんねんけど」


 確かに気にはなるが、Aの事だからそのうち自分から話してくるだろうし本人が黙っているうちは無理に詮索してやる必要は無いと思う。しかしここでそっとしておいてやる、という考えはコネシマには無いようで意気揚々とショッピ君へ「行ってこい!」と指示を出す。


「まぁ、いいっすよ」

「ちょ、ほんまに行くん?」

「俺も丁度あの人と話したい事あったんで。その代わり、後で結果連絡しますからコネシマさんはさっさと溜めとる仕事片してきてください」

「サンキューショッピ君!じゃ、任せたで!」

「……なんか、ごめんな?」

「いえいえ。まぁ、もしAさんに彼氏がいたら、その時はどうやって破局させるかでも考えましょ」

「いや何でやねん。サラッと怖いこと言うな」

「これでも応援しとるんですよ、一応」

「……はぁ。何や、やっぱバレとるん?」

「むしろバレてないとでも?」

「こいつ……」


 コネシマの言う通り、本人以外にはだだ漏れらしい。最悪や。余計なお世話、とも思うが、結局Aの元へと足を向けたショッピ君を止めることが出来なかった。

 知りたい半分、知りたくない半分。もし本当にAが俺の知らない誰かと付き合っていたとして、あいつが幸せそうに笑っているのなら俺には何も出来やしないし、ただ黙ってこの気持ちに蓋をするだけだというのに。





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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして!一番!?嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(;;)更新頑張ります〜〜!♪ (2019年12月26日 23時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております!tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません!これからも更新頑張って下さい(○´ー`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと!?楽しみにしてるね!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜!続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぷ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月25日 2時

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