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「おいトントン、トントン！あれ見ろって！」
「ちょ、何やねんほんま……」
積み重なる書類から遂に逃亡した大先生を捕獲する為に社内を探し回っていれば、何やら焦った様子のコネシマが目の前に現れ何故か引きずられてきた。足を止め、廊下の角に身を隠したコネシマが指さす方を見てみれば、喫煙所で煙草を吸うAの姿が。
別に煙草休憩を取っているだけだろうし、何もおかしなことは無い。一体何にそんな焦っているか理解出来ずにただ首を傾げる。
「……で？Aが何やねん？」
「やけに楽しそうやろ。スマホ見て笑っとるわ」
「お、おん。せやな」
「……トントン、お前気付いてへんの？」
「何が？」
言葉の意図が全く分からないでいれば、コネシマが信じられないとでも言いたげに目を見開く。
「最近のあいつ、少し変やろ」
「……変？」
「グルッペンから聞いたんやけど、ここ最近毎日定時で帰っとるらしい。飯誘っても急いでるっちゅうて逃げられるし、呑み会も来んかったやろ？そんで、今誰かと楽しそうに連絡とっとるやん。あの指の動きは間違いなくLIMEしとるで」
「待て待て。定時で帰るんは当たり前やし、シッマの誘い断るのはお前が最近食害紛いな事するようになったからやろ。呑み会は一回断っただけやし、LIMEやって別に、」
「認めたくないんやろ」
「は、？」
「あいつに彼氏が出来たかもしらんって考えたくないんやろ、お前」
「……」
「思い当たることないんか？」
真っ直ぐに俺を見るシッマから目を逸らし、遠くで楽しそうに笑っているAを見る。その笑顔は何処か幸せそうにも見えてそれからも目を逸らしてしまった。
ない、とは言いきれない。明らかにAは俺に何か隠し事をしていたし、シッマの話を聞いたらそうかもしれない、なんて考えが過ぎってしまう。
「俺は彼氏出来たんちゃうかなって疑っとる」
「考えすぎやって」
「お前、Aのこと好きなんやろ？何処の馬の骨かも分からん男にあいつを取られてええんか？」
「……良くは、ないけど。……というか、なんで当たり前のように俺の気持ち知っとんのや」
「んなの見りゃ分かるわ。いつものメンツならA以外は知っとるやろ、多分」
「俺そんなわかりやすい？」
「まぁ、そこそこにな」
グルッペン以外には知られていないと思っていたのに、まさかの事実に頭を抱える。それならいっそ、本人にまで伝わってしまえばいいのに。
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ぴぷ(プロフ) - みおさん» みおさん、初めまして！一番！？嬉しすぎて泣きましたありがとうございます(；；)更新頑張ります〜〜！♪ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
みお - 初めまして、いつも更新楽しみにしております！tんさんのお話で一番好きです.......この先の展開がとても気になってドキドキワクワクが止まりません！これからも更新頑張って下さい(○´ｰ`○) (2019年12月26日 11時) (レス) id: 0d2c4c6642 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ぴぷさん» ほんと！？楽しみにしてるね！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月26日 0時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - 鯉口さん» 鯉ちゃん(*><*)ありがとう〜〜〜！続編は明日上がる気がするので続きも是非ぜひよろしくお願いいたします♪♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぷ(プロフ) - taka10さん» 訂正ありがとうございます(*><*)長い話になってしまってますがこの先も是非よろしくお願いいたします♪ (2019年12月26日 0時) (レス) id: def2dae9c2 (このIDを非表示/違反報告)
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